刺し子鑑賞旅行
刺し子の吉浦和子先生のお作品を見たくて、ご自宅にうかがった。泊りがけでいらっしゃい、というお言葉に甘えて、わたしよりずっと若いレッスンメイトのN子さんと連れ立って伊豆のお宅まで一泊旅行。
『スーパービュー踊り子号』の窓から見える海は澄んで青く、わたしたちの期待をあらわすようにきらきら輝いている。
お宅は緑多い、純和風、ツリーハウスができそうな楠の大木が見とれるほど、立派。春には白い花で満開になるというエゴノ樹もある。
お手製のパリパリ皮のアップルパイとコーヒーに舌鼓を打ち、一息ついてから、午後じゅうかかって、刺し子、アップリケ、キルトなど入り混じったお作品数十点、歓声をあげつつ、鑑賞。
一刺し一刺し、入魂の作品群、ひとつの道を極められた人生の迫力が伝わり、圧倒される。
夕食はキンメダイとエリンギ、ワカメ、クレソンのしゃぶしゃぶ、朝食は常備采沢山、お料理も刺し子の針目のように、あたたかく、丁寧に味付けされた整い方。
温泉にもゆっくりつかり、至れり尽くせりのおもてなし、正に癒しの一泊二日であった。
最近のコメント