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カテゴリー「映画・テレビ」の124件の記事

2022年4月 8日 (金)

「カムカム…」終わる

この半年間、ずっとテレビの前の朝の十五分を楽しみに過ごした。

百年の物語を、半年で語ろうとするのは、土台無理がある。わたしにとっては三人の女性の最初のストーリーに一番惹かれるものがあった。

およそ朝ドラなどには興味を示さなかった我が娘も観ていて、感想を述べあったりもした。最後まで観終わったというので、どうだった?と訊いてみたら、面白かったのはクリーニング店までだ、と言ったのに、わたしもうなずくものがあり、めずらしく意見が一致したのであった。

登場人物で印象に残ったのは、演技も最高だったが、和菓子店たちばなの主人甲本さん、フアンだからなおのことである。

若いほうでは、ニヒルな感じが最高だった、五十嵐文四郎クンである。この俳優さんはこれからも注目したい。

カムカム、が題名だから、そうなるのかもしれないが、どうしても解せないのは、英語講座を熱心に聞いて大いなる努力があったらしいとはいえ、なぜ「ひなた」があれほどまでに流暢に英語をしゃべるかということ。

私は英語が共通言語の国際婦人クラブに属していたので、英語ペラペラ度に敏感である。トップは、海外で育ち、海外の大学を出ている会員、次は、海外の四年制大学に留学していたひと、そして最後はわたしのような主婦で海外滞在経験がある会員なのである。あの「ひなた」の実力はトップのひとに近い。

錠一郎のピアノ転向が、あれほど、難なくできたのも解せない。

娘に話したら、それがドラマなんだから、と言われてしまった。

来週からは、なんだか淋しくなる。それにしてもあの回転焼きはおいしそうだった。おいしくなあれ、のあんこも味わってみたい。京都にはあのようなものが本当にあるのだろうか?

とりあえずは、高島屋の「御座候」を食べにいってみようか、などと思ってしまう。

 

2021年12月27日 (月)

「カムカムエヴリバディ」から始まる毎日

久しぶりの出色朝ドラである。

このドラマをより楽しく観るために、念入りに朝食をつくって、シリアルにヨーグルトとミルク、ハチミツを少々、またはお気に入りトーストパンにジャムも塗って、コーヒーと一緒に、テレビの前に座り、あと五分、あと二分、最後まで目を釘付けにしてドラマの中に入り込む。

岡山弁が楽しい、~じゃろ、は年寄り言葉だが、ドラマがほのかなユーモアに包まれるのはこの「じゃろ弁」があるからだ。

上白石さんは可愛く、美しく、英語の発音も完璧に最初のヒロインを演じ終えた。

勇が「るい?」と探して、二番目のヒロインがふりむいたとき、えっつ!!、なんと老けた18歳!、と思ったけど、もう演技者、深津絵里さんの世界は始まっている。毎日清純な美しさが、朝の雰囲気にピッタリ、違和感は消えた。

「るい編」に入るとき、勇の結婚、長男誕生、ずいぶんと省略があったけれど、作者は省略の天才である。どの部分を強調し、どの部分をいかに省略するか、でドラマの面白さが生きてくる。さすが、「ちりとてちん」の作者、あのとき、落語の世界をどれほど楽しんだか、あのドラマで活躍した二人の主演者の、わたしは今もフアンである。

ランドリーという職業を取り上げたのも、いい。我が家にも御用聞き、配達をしているランドリーが来てくれているが、少々値段は高めでも、わたしは、元気に配達してくれているランドリーの息子さんの彼を応援している。

それといつも最後をしめくくる、城田さんの語りがいい。英語の発音も言うことなし、語りがでしゃばらず、静かにしめくくる、このひと、これまで軽いイメージだったけれど、ドラマがいいと、隠れた才能開花、これほどの成長を見せるのか、と思ってしまう。

そして主題歌、歌手がゴスペル出身だとか、で歌詞が何を言ってるかよくわからず、ネットで調べてそれをデスクトップに貼り付けにして、毎日歌っている。なんとか全部覚えて鼻歌で歌いたい。聴けば聴くほど、いい曲だ。作詞、作曲者名を見たら、森山直太朗、さすが「さくら」のひと、今回のこれは、世界の今を語る何かがあって、胸に沁み込む。

 

2021年9月 2日 (木)

ネットフリックス、わたしの今、イチオシ、イッキ観の作品

ようやく見つけたこの作品、タイトルは『レイト・ナイト・私の素敵なボス』、エマ・トンプソン、ジョン・リスゴーの出演者の名を詳細情報から見つけて、ハリウッド映画ではあったが、観ることにしたのだった。

ストーリーはテレビ界、レイトショーの司会を長年つとめ、エミー賞、ゴールデングローブ賞などを多く受賞、一番人気だった番組が、視聴率がさがり、カリスマ司会者は降板の危機にさらされている。十人近いグループで結成されているライターはすべて男性、そこにズブの素人の女性を採用、さて、その成果は?というストーリー。

主役のエマ・トンプソン、実年齢六十代半ばだが十年以上若い役柄を、美しく、賢く演じ切り、ショートヘアーの姿見とれるばかり、クイーンズイングリッシュの英語が耳に心地よく、ストーリーのテンポのよさも手伝って、実に楽しく、面白く、ぐいぐい引き込まれてしまう。

英国人女性が、これ程長期にキャスターの座に君臨できたのは、この、米語ではなく英語を、視聴者が聴きたかったのでは?と思わせる設定、アメリカ人は実は、語源の古い、英語にコンプレックスじみたものがあり、あこがれを持つひとたちもいる。

そんな雰囲気が立ち込める、男性ライターたちの従順な態度、それなのに、これ程長期に君臨されるとコンチキショウ的な反発も生まれ、という状況が実によく出ている会議の見せ場沢山。

女性司会者の元大学教授、夫役のジョン・リスゴーが素晴らしく、知的でいい年取り方をしていて、みとれる。夫婦の危機をむかえたときの二人のセリフのやりとり、ノートに書き留めたかった。

もう一度ゆっくり観たい映画。Late-night

一般視聴者のレビューにも同意見あり、満足感大、元気をもらった、という言葉も見つけた。

 

2021年8月11日 (水)

『時の面影』から『ホワイト・クロウ、伝説のダンサー』へ

映画通の知人がこぞって絶賛している『時の面影』が見たくて、Netflixに登録した。

「イギリス映画&テレビ番組」のかなり奥のほうで見つけたが、今は「Netflix独占配信」のトップに鎮座している。注目度が上がったに違いない。

 

発掘とか古墳とか、およそ興味の対象ではなかったストーリーだが、出だしからすぐに目が吸い寄せられた。主人公のバジル・ブラウンに、である。見えない宝が埋まっている場所にするどい嗅覚を持つ彼、見覚えのある顔、こんな脇役系の名優いたかしら?最後まで思い出せないまま、感情を巧みに表す目の表情に惹きつけられた。この人物の功績が認められたのはかなり時を経てからだという、発掘に学者が入り込んでくる、イギリスの階級制度があらわになる場面での、バジルの感情をコントロールした表情が素晴らしい。登場するすべてのひとが英国の階級制度やそれにまつわる問題点をいみじくも巧妙にあらわすキャスト編成も見事で、満足した。

執事のいる領主の屋敷だから、食事係もしっかりはしているのだろうが、夏に重苦しいシチューを供して、美しいヒロインを、胃の病に陥れたり、エピソードには現実性が加わって、宝がいつ掘り出されるかだけの、興味だけに引っ張られるわけではない巧みなショットに満ちあふれた名作なのである。

でもこの作品がこれほど、心に残るのはやはり、バジル・ブラウンを演じる俳優の演技力、最後のキャストの文字のトップ、えっつ、レイフ・ファインズだったの! 『イングリッシュ・ペイシェント』で登場した美男俳優。彼は悪役やら怪物やら、さまざまに変容して、『ホワイト・クロウ、伝説のダンサー』で頭髪のうすくなった今の彼が、バレエの教師役で登場し、しかもこの映画の監督であったことを知ったあの驚き。Img_2857

この映画を途中からしか観ていないことを思い出して、急に観たくなった。幸いなことにYouTubeで無料配信していた。

伝説のダンサー・ルドルフ・ヌレエフがテーマの作品。恵まれぬ幼少期から、トップダンサーとなって、パリ公演に遠征したとき、そのロシアの寒村での貧しい暮らしから、ダンサーとしてどうあるべきかにもがき苦しむ自国での苦悩、そしてさらにバレエの完成度に挑戦する彼の今を巧みにフラッシュバックさせ、香気をただよわせるほどの表現の美を見せてくれる。最後の亡命が可能になるか否かのクライマックスの場面は息もつかせぬ興奮を呼ぶ。後援者の富豪令嬢のクララ・サンも美しく、オーディションの覇者、ヌレエフそっくりのダンサーも完璧である。Img_2860 ヌレエフImg_2859 ホワイト・クロウ

 

滅多とない上質映画の二本立てを観て、興奮さめやらぬ一日となった。

 

 

 

 

2021年7月 9日 (金)

ソーイングビー(3)決勝戦1

いよいよ決勝戦、どぎもを抜かれたのはエズメ女史のビーズの総刺繍のジャケット、これを最後に見せるために、これまでビーズ作品を小出しに見せていたのか。いや、見事にまばゆい傑作である。Photo_20210709110001

 

さて、第一課題、正統派のヴェスト、小型だけれど、難題である。細部の縫製の手順に細心の注意が必要、リアは例のごとくパニックに陥り、芯を張らずに裁断、しかもあろうことか、肝心の裏地をつけてひっくり返すところを、リカルドに頼むとは?これって、ルール違反じゃないの?

リカルドはこのコンテストのことを、自分との闘いだと言っていたけれど、こんなハプニングは想定外、一番時間を有効に使わなければならないときに、イタリア人の女性へのやさしさを利用されて、邪魔された、といってもいい、しかもリアはリカルドに助けられたことを、あとで感謝している言葉もなかった。

 

第二作目リメイクも、リカルドは損をしそうな予感がする。次回に立ち直ってくれることを祈る。

 

 

2021年6月23日 (水)

「辻仁成の春のパリごはん」のこと

61歳の辻さんは、パリの街を歩いていたり、車を運転しているときはとても、その年齢には見えない。半分ぐらいの歳に見える若さ、溌剌さをたたえている。

それだけ外国で暮らす、緊張感はあるけれど、その場所が好きであるなら、なんともいえない高揚感を持ち続けていられるからであろう。

でも自宅で書斎に入り、作家の顔に戻るときは、年齢相応の表情になる。

彼がこのコロナ禍の生活で悟ったことを語ったときの表情はとても好ましく、語りの内容に大きな共感を持った。

世界がそのドアを閉ざし、今までのやり方では通用しない、スケジュールできない、予測のつかない状況になったとき、日常こそが、自分を幸せにしてくれる根本の問題だと悟ったという言葉である。

夕食の買い物がうまくいき、献立が成功して、食べた家族も美味しいと言い、自分のメニューの選択と作った味に満足したときの、充実感、幸せ感、それを大切にしなければ、とわたしも、日々思うからだ。

 

辻さんの料理はずいぶんとワイルドである。スパイスの入れ方でわかる。でも何を入れるべきかをわかっている彼のコック力はスゴイのだろう。ナツメッグをけずったり、クミンやカルダモンを加えたりする。あの、クスクスは絶対おいしいと思った。

美味しいものを食べさせておけば、安心、という言葉もジンときた。我が家の孫二人が三歳一歳で父親を失ったとき、わたしはともかく、その母親も加えて三人に美味しいものを食べさせなければ、と思いつつ、およそ十年の月日を援助した。

人間は毎日食べなければならない。その根本に手を抜かなければ、人生は生き抜くことができると確信するからだ。

 

アドリアン氏はもっと崩れた感じの人か、と思ったらそうではなかった。皮コートをまとった、哲学者の風貌、辻さんのとつとつ仏語をウイ、ウイと励ますように返事しながら聴いている。ますますファンになった。

 

辻さんの購入した海に近い家はステキだ。彼の家に対するセンスは女性もかなわぬものがある。あの窓を持つ小さな書斎で、彼はまた傑作を書けると期待する。

 

観光客のいないパリはコロナ禍の緊張が伝わるというよりは、街元来の美が戻ったという感じの方が強かった。住んでいるひともそれを感じとる余裕があるのだろう。

ドキュメンタリーの構成は見応えあったし、特派員には真似のできぬほどの、パリの今が伝わってきて、目が離せぬ一時間だった。

 

但し、彼のロックの才能はスゴイのだろうけれど、シャンソンはしゃがれ声ではなく、しみじみした語りの優雅さが欲しい。

 

 

 

2021年6月 6日 (日)

ソーインビー(3)8.9.10から、優勝予測

パトリック氏が言うように、J の付く名前の三人が目立ってきた。それに続く、男性ただ一人の生き残り、リカルド、この四人の決戦になりそうだと、予測している。

 

縫製の技術はイマイチだが、リアの色彩、デザインセンスは好みである。

背丈157センチが自分と同じなので、一段と応援したくなる。大きい人たちの中でよく奮闘している、勝ち残っている、と拍手を贈りたくなる。でもあとの四人は縫製に危なげ、まったくなしだから、追い越すのはむりだろう。よくがんばったと、大拍手ではあるけれど…

リサイクル、リユースばやりだから、と言って、テント生地から犬のレインコートを、という課題には、ここまでやるか、という感じだったが、ジェンの優秀作品はポケットまでついた、実用性デザイン性すべて秀でた仕上がりで、見応えあり、彼女の真の実力があふれでた一幕であったと思う。

古い布製品、カーテンやテーブルクロスの再利用のワンピース、自分で型紙まで探してきたリカルドの格調高い美を醸し出す作品は、さすがイタリア出身とうなずいたのであった。

ジュリエットのレースのワンピースは胸のふくらみがはだけそうなのを、エズメ女性はいみじくも指摘、だからこそ、この課題ではリカルドに花を持たせたかった。パトリックもリカルド作品の格調高さをほめちぎっていたのに、どうして???

 

ハギレ利用はジャネットが抜きんでていた。でもリアの子供服の美しさはまだ記憶から抜けきらない。二人一位でもいいじゃないの、と思うくらい、だったのだけれど。

 

ベルボトムのパンツ、トレーニングウェア上下、非常に難度の高い縫製技術を要する課題での一位、ジェンは見事だった。スコットランド独特の、落ち着いた色彩やデザインが他を圧倒するように、と、わたし個人としてはこのひとの優勝を期待しているのだが…、

 

2021年5月12日 (水)

ソーイングビー3(4)(5)(6)が佳境に

ソーイングビー3も中盤にさしかかって、それぞれの実力がはっきり表れてきた。

縫製の技術が自由で、デザインのセンスが光る、子供用コスプレの課題では、優劣つけがたいほど、ユニークな作品が並んだ。よくこんなことを思いつくというほど創造力があふれていて、ジェンのトリの帽子も美しかったが、ベンのアリの衣裳はとりわけ目をみはるものがあった。今回、その彼が落伍したのは、残念というほかない。デザインも自作、マッシュルームの柄なども自分で染め、子供服の生地も工夫を凝らす。それなのに、縫製技術の基礎がそなわっていないのが、惜しかった。でも今後の彼はデザインの才能で評価される場を必ず見つけると思う。

 

男性はあと二人となったが、イタリー系のリカルドはパンク衣裳がさすがだった。はじけているのに、美もそなわっていて、抜きんでていた。

 

アレクセイは病身でもあるのにがんばっている。マキシの裏付きの衣裳は本当に美しかった。袖の広がりが優雅で、わたしとしては、一番好みだった。

 

メルセデスもマキシで優勝、縫製技術も備わった実力者であることが明らかになった。彼女のハサミのネックレスがいい。お守り的な役を果たしているのだろう。

 

ネックレスと言えば、エズメ女史はめずらしく抑えたおしゃれ、細かいヒョウ柄のブラウスに白い蝶のネックレス、おそらく彼女のデザインのジュエリーなのだろうが、さすが、という感じである。Img_2853

 

リアというひとはイギリス人にしてはパリジェンヌの雰囲気のあるしゃれたセンスの持ち主だ。バレリーナの子供服は一位になっただけのことはある。色使いは地味なのに、何とも言えぬ優雅なデザインのセンスがある。大失敗は最初だけで、見事に勝ち残っている。がんばってほしい。

2021年4月22日 (木)

『椿の庭』を観る

めずらしく娘が電話してきた。とてもいい映画を観て感動したのだそうだ。

タイトルは「椿の庭」、上映されているのは知っていたが、題名からして内容が想像でき、関心はもてないでいた。

富司純子の美しさにしびれたのだという。わたしはにわかに観にいきたくなった。このところ疎遠ぎみの娘と共通の話題を感情移入しながら語りたくなったからだ。

 

ウイークデイのチネスイッチ銀座は空いていた。ここに来るのは数年ぶりで、和光の裏という場所はおぼえていたが、うっかり階段を降りてしまって、しまった、と思った。エレベーターはあったのだろうか。あまりにも久しぶりなので、チケットは予約でスマホのバーコードをかざすだけで入るということをしているのに、ひざ痛を起こさぬように気をつけるのを忘れていた。

 

満開の藤の花と、朱色の金魚の泳ぎと、ピアノの音色で始まる冒頭、セリフが極端にすくなく、映像の美を強調しているのがわかる。海を臨む広い庭つきの日本家屋に住む老婦人と孫娘の話。老婦人の夫君の四十九日の法要の画面が長々とうつされる。小津映画の一部のようだ。

一本の電話で、相続税の支払いがむずかしくなっていて、この家を手放さなくてはならないときが迫っていることが伝わってくる。

季節のうつろいと共に家と庭との別れが現実味をおびてきて、老婦人の命を脅かしていくのが伝わってくる。彼女が身辺整理を始めて、小さな包みと手紙とが孫娘に渡るが、手紙を読む声を聴かされるのでもなく、包の中身も知らされず、自然光を重んじたというこの映画の主張の強さで、わからずじまい。このことを惜しむ声はほかのレビューでも聞かれた。

駆け落ちして外国で出産した娘、その突然の死で、日本語がおぼつかない孫娘を引き取るという事情が短くて少ない会話の中から明らかになってくる。

孫娘との関係はおだやかそのものに思われたのに、落ち葉の掃除を祖母が苦痛になって、頼んだ時に拒否され、厳しい現実がわずかに覗かれた場面がある。

こういう場面を外国映画で観た記憶がふいによみがえった。

イタリア文学のベストセラー「心のおもむくままに」を映画化がした作品の一場面だ

 

終始着物で通す,富士純子さんは神々しいまでに美しい。この映画の価値を高めた功労者である。

我が家の庭はないに等しく、家を囲む灌木と花をつける樹木に目をやり、ウッドデッキにあるコンテナの中の植物への水やりを欠かさぬという仕事だけだが、それでも花をつけなかった植物が一年ぶりに蕾をつけたり、枯れかけた苗が急に生気を帯びたり、植物から、命の不思議さを教えられることは多い。

15年抱えていた構想を映画化した脚本、撮影共にたずさわった監督上田義彦氏は高名なカメラマンで、桐島かれんさんのご主人、美しい日本家屋はご夫婦の葉山の別荘ということがネットからわかって、涙を流した感動が少し違ったものになっている今である。

 

 

 

 

 

2021年4月 5日 (月)

ソーイングビー3(1)

3シリーズの第一回、新メンバー十人は女性六人、男性四人、司会者が男性になって、ジョー・ライセットという優男、仕切り方がどうなるか、これも興味深い。

審査員のパトリックの無精ひげに白髪がふえ、エズメ女史の前髪が短くなって老いがあらわになり、二人共一挙に老けたという感じがする。

 

タイトのワンピースは難所が袖、と直感。でもダーツが10本というのもハンパじゃない作業過程だ。

ともかくも時間内に、完成させるのが肝心だが、今回も二人、リアと、ジェネット、裾が切りっぱなしだったり、審査員にヨレヨレだと言われるほど、の不出来をさらしてしまった。

一位のジュリエットは小学校教師だということだが、20キロもダイエットしたという、精神力の持ち主だし、今回も余裕でほかのメンバーに手を貸していたりしていたから、決勝戦に残る有力候補とみていいだろう。

二位のベンは大学の博士課程で、獣医をめざしているというが、目玉焼きのTシャツは自身のデザインというから、なかなかのセンスの持ち主と見た。

 

次回のリメークでデザインとセンスのありようがどうなのかが見えてくるのが楽しみである。

 

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