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カテゴリー「ファッション・アクセサリ」の16件の記事

2020年9月19日 (土)

リュックとメガネとマスクのことなど

マスクその後

マスク着用が義務付けられるようになってから、紙の使い捨てマスクはほとんど使わず、布製や、ポリウレタンなど、洗えるマスクを利用してきた。

この暑いのに、顔半分を覆うマスクはそれでなくても鬱陶しいのだから、せめて、付けたいという気分にさせてくれる工夫を施す努力もしてきた。服装のカラーに合わせた柄ものだったり、白でもただの、白でなくレースのものだったり、布地の地模様がめずらしいものだったり…でも最近になって気付いたのは、しょせんマスクはおしゃれのためのものではなく、感染防止の目的で一時的に鼻、口を覆う部品にすぎないのであって、それで衣服全体に影響を及ぼすアクセントにはなり得ないということだ。

 

それでも、自由が丘のブティックには、色とりどり、手仕事も加わったおしゃれマスクがずいぶん出回っている。一枚1000円前後、高価そうなレースなどが使われていると、2000円を超すものもある。いろいろ眺めてみたが、これは買いたいと思うものはなかった。

 

少なくとも、望ましく、肝心なことは、衣服との調和である。

ブリッジゲームに参加しているひとたちは、かなりおしゃれの人が多い。先日午後のゲーム数十人で、一番目立ったマスクをしていたペアは黒地のポリウレタンのマスク、小さな光る白い石一個がアクセントについていて、犬の小さいイラストも入っている。

それを引き立てるためか、ブラウスもレースの入った黒を着ていた顔見知りの片方のペアに、質問した。ネットから購入したもので、二人とも犬好きなので、これを選んだ、という答えだった。

 

ウレタンのマスクをしている人は多い。薄地で伸縮性もあるし、カラーも各種ある。

このペアたちのワンポイントが入ったマスクはとても効果を出していた、と認めたので、わたしは数枚持っているウレタンマスクにワンポイントを施してみることにした。

幸いなことに、ウレタンには針が通り、縫う作業が可能なので、ワンポイント刺繍を施してみたら、少しウキウキする効果が出たうえ、あまり面倒な針仕事でもないので、これからもひまをみて続けてみようかという意欲も出てきている。Img_2647 (白地の布マスクは刺繍名人の若い友人がワンポイントをつけて送ってくれたもの)

 

2020年9月17日 (木)

リュックとメガネとマスクのことなど

メガネ

六月末、十歳以上年下の友人二人とアジサイ公園に行ったあと、記念写真が送られてきたのを見て、衝撃を受けた。

自分の顔がいつもと違う、平たく言えば、「器量が落ちた」という感じなのだ。大した器量があったというわけではないが、ともかく二重だった目が一重のように重たくなって、精彩を欠いているのである。

そういえば、友人のひとりは、「お疲れなんじゃない?」などと言っていた。

 

何とかしなければ、と目の疲れを治すマッサージを試みたり、冷たいタオルをあてて、休んでみたりもしたが、効果はなかった。

即効は無理らしい、目が疲れないないように努力は続けるつもりにはなったが、どうしたものか…それよりメガネを変えてみたほうがいいのではないか、と思いついた。メガネ歴は三十年以上にもなり、メガネは顔の一部になっている。とはいえ、似合うメガネを見つけるのは、この広い東京、そう簡単ではない。

 

そんなときに、テレビの「アド街ック天国」で桜新町が特集されて、その町の一軒のメガネ店の女性が「その方に絶対似合うメガネを見つけてみせます」、と言ったのを聴いて、これだ、とひらめいた。

ネットで「to(トォウ)」というメガネ店を探し当て、メガネスタイリスト藤(とう)さんに予約する。ウイークデイの十二時という一番暑い時間となったが、仕方がない、予約でいっぱいらしいのだ。

 

桜新町から徒歩十分、住宅街をちょっと入ったところにモダンな店だが、一室の壁面いっぱいに、和風アンティークの戸棚が並んでいて、その引き出しにメガネフレームが詰まっている。

まずは選ばせてください、あなたの印象を変えてみせます、と言われ、自分では選ばないような数点をかけてみて、全身の写真をとられ、次に戸外に近い場所で大写しの手鏡をのぞかされるのを繰り返すこと数回。

紫のアクセントのあるフレームだったり、太めの四角でちょっと大胆な感じの一点だったり、でもこれだという納得感はもてなかった。ついには引き出しの中のコレクションを見せてもらいつつ、数回目かに彼女が取り出した、六角形のグリーンを見たとき、迷うことなく、値段を確かめることもなく、これにします、と声をあげ、決めたのが写真の一点、デンマーク製、ちょっと予算オーバーだったが、自分でもこれが最後のおしゃれ、とピンときたので、購入。Img_2645

レンズだけは、あの雪が谷の店にしたかったので、彼女のメモをつけてもらって、帰る。

マスクの上に出ている目は、このフレームで勢いが加わった。

 

『セヴィリアの理髪師』を観た日、良い品を見分ける優れた目をお持ちのK子さんが、向かい合うなり、「いいメガネですね」とおっしゃって、買い物成功を納得できたのであった。

2020年7月18日 (土)

マスク、そろう

新型コロナのための安くて良いワクチンができるまで、二年はかかるだろう、という記事を今日の新聞で読んだ。

と、いうことは、当分、マスクは必需品、手作りもし、ネットからの質のよい手製のものも買い、韓国製という洗える一枚仕立てのものもそろえ、結果、わかったのは、まめに洗って、肌触りよくなったのを衣服の色に合わせて繰り返し使うというのが、心地よい生活につながる、ということである。

現在手持ち二十枚ほど。

さて、マスクの入れ物、クローゼットの中を見回して、四十数年まえにアメリカで講習を受け、制作したデコパージュのバスケットに入れることにした。

写真のマスク、左から、ガーゼのハンカチで作った自作手製、グリーンは韓国製の一枚仕立て、これはネイビー、ピンク、グレイとこれの、四色持っている。そして、柄ものとレースはネットの手作りマスクを購入してみた。

 

Img_2625

2020年1月10日 (金)

パンツのリメイク

セールで本当に買いたかったのは茶系のパンツだったのだが、それがなかったので、今あるものを、もっと有効に使えないか、考えてみた。もう十年ぐらいはいている、ビロードのパンツはファスナー付きの古いデザイン、一度、ベルトを総ゴムにしたことがあるのだが、仕上がりが悪く、気になっていた。

そうだ、この際、ファスナーをとり去って、袋にし、新しい布ベルトを縫いつけ、ゴムバンドを入れて、脱ぎ着が楽な、高齢者用にリメイクしてみよう、急なトイレ用には、ゴムベルトのパンツが一番、ファスナーを取り去って、ダーツもほどくと、かなりの余裕が出て、ゴムパンツ可能となり、それでは、とジャージーの残り布を探したら、数年前にハンドウオーマーを作った余りぎれが見つかったので、それを縫い付けて作ったのが右の写真。Img_2552

 

簡単そうに思われたのに、ジャージーの布は意外と厚みがあったので、なかなか厄介だった。

それでも履き心地は改善されて、また当分、外出用にはけそうな仕上がりとなった。

2020年1月 7日 (火)

セールめがけて

自由が丘のブティックがきょうから70パーセントoffセールを始めるので、11時の開店めがけて出かけたのだが、わたしが一番乗りで、一人だけ、ちょっと拍子抜けという感じ。でもお買い得品を次々試着できて、ゆっくりチョイスできたので、その甲斐はあった。目的のパンツもよいものが見つかる。この店は決して安いとは言えないのだが、デザインがユニークで、生地も上等なのに、クリーニングも自分でできる扱いやすいものがそろっているのがいい。この十年、長く着ているものは考えてみると、みなこの店のものだという気がする。

ネイビーの短めのパンツともう一品、ビニールクロスのような光る生地、光線の具合で黒ともグレイとも茶系とも見えるような不思議な光沢のあるパンツ、もものあたりから両側にファスナーがついていて、太さを加減できるスタイルのものを選ぶ。

ボトムはファッションに欠かせぬ要素である。ボトムがいいものをはいていると、上は少々古いものでも、見栄えがしてくるものだ。

コートもいいな、と思うものが三着ぐらいあったけれど、予算オーバー。まだ三週間ぐらいはセールが続くので、また出直すことにする。

                               

帰り際に、顔立ちのはっきりした高齢女性が来店して、値段のことは一切気にせず、高級フリースの赤のラインが三本も入った大胆なグレーのコートを上機嫌で購入していた。その日の服装もすべて、この店のもの、よくお似合いだった。

 

おいしい紅茶と小さなチョコレートをご馳走になってから店を出る。

自分の好みやサイズを知り尽くしている店主がいてくれる店があるのは心強く、おしゃれを楽しくしてくれる。

 

平日の午前中の自由が丘は空いている。自由が丘デパートの店の三分の一はシャッターが下りていて、開店は十二時過ぎだとか…椅子カバーの生地を買った店の主人の話では、お向かいさんはお母さんの介護してるひとだから、早く来れないんだよ、とのこと。

どこの家も、高齢問題やら、何やら家庭生活のむずかしさをかかえている様子が伝わってくる。

なんとなく、昔のほうが活気がみなぎっていたな、と思ってしまう最近の自由が丘である。

 

2019年12月16日 (月)

あったかファッション

イタリア旅行情報専門サイトJITRAからのメールマガジンが届いた。

もうイタリアには行かなくなってしまったので、詳細を読みはしないのだけれど、

冒頭の編集部のミラノ情報をいつも興味深く目を通している。

 

12月7日はスカラ座の初日で、今年もその様子がテレビで放送されたが、筆者が注目したのは、セレブの女性たちの一人も毛皮のコートを着ていなかったことだという。

ミラノの街を歩く女性たちのコートもほとんどがダウン、というから、ファッションも変化を遂げたものだ。

 

だが、この日本では、さらなる変化がある。ユニクロ製品だ。

もう分厚いコートを着なくても、極暖の下着やインナーで大丈夫、わたしの極暖のブルーとワインカラーのインナーがどれほど役立ったことか。

四、五年着ているから、そろそろ買い替えようかと、ネット検索してみて、驚いた。

極暖の上、超極暖というのがもう出回っていたから、思わず笑ってしまった。

 

早速自由が丘のピーコックの二階のユニクロに行く。

黒とグレイの超極暖製品はハイネックのものまであって、1500円也。インナーで十分通用する。

黒のハイネックを購入、ちょっとした集まりにヒートテックの下着を着てその上にこの超極暖のハイネックインナーを重ね、おしゃれなヴェストを合わせたら、立派な外出着となった。しかもあったかい。分厚いコートも必要なく、一番気に入っている、一枚仕立ての軽いウールのコートで十分だったのがうれしかった。

 

コートは新調しないで済む。その分スカーフやマフラーの新調には奮発して、この冬は安上りのおしゃれで済まそうと思う。

 

 

 

 

 

 

2019年7月18日 (木)

おしゃれ、にまつわる話

わたしの大学時代はちょうど昭和の後期、まだしゃれたブティックなどがあまりなかったころ、おしゃれのハイセンスを磨くのはアメリカのファッション雑誌だった。高校時代からすでに『セヴンティーン』を学校に持ってくるひとがいて、そのひとがページをめくるのを皆でかこんでため息をつきつつ、見入ったものだ。

大学に進んでからは、おしゃれに興味を持つ仲良し四人組が成立した。たまった小遣いを握りしめて、出かける先はアメ横、ゴチャゴチャと立ち並ぶ、御徒町のアメリカ製品を売っている横丁マーケット、そこでレブロンの口紅を買ったり、そばに山積みになっている靴やバッグなどから好みの逸品を選ぶのが楽しみだった。

今でもおぼえている、そこで買ったくすんだ濃いピンクのステッチ入りのちょっとヒールのあるバックストラップの靴を。あれほどの色とデザインのシューズは、その後十数年してから滞米した時期にも、見つからなかった。

結婚してから、「サイズが合わないから、あなたにあげる、父がアメリカ出張のときに買ってきてくれたのよ」と、義姉がくれた、スエードのグリーンの靴も、履き心地も素晴らしく、色も滅多に見出せない深緑で、これも滞米中、シカゴや郊外の主要靴店を探しまわっても見当たらなかった。

 

その当時のアメリカ靴は大量生産でないせいか、細工も皮の染色も、ずっと繊細で、見事だったという気がしてならない。

 

さて、そのおしゃれ四人組の二人は重病で臥せっている。あとひとり、早くに未亡人となった彼女はいまマンションに一人住まい、電話をしたら、膝が悪かったけど、治ったわ、三年ぶりで血液検査をしたら、どこも悪いとこ、ないんだって、あんまり長生きしたくないんだけど、と言いつつ、笑い声をたてた。料理上手で、とりわけ魚を好んで食べていたから、やっぱり、と思ったが、お互い、かろうじて元気だから、銀座ででも会わない、というほど、積極的なさそいを躊躇してしまうのは、その日によって体調が異なるという悩みを抱える日々があるからだ。

 

2016年3月10日 (木)

自己流チープシック

13,8,10,11,11,15,18、この七つの数字はこの先一週間の気温である。
まさしく三寒四温をあらわしている。
この先四日はまだ冬のコート、そのあとは春仕度だ。
きのう、ようやく一番厚手のコートをクリーニングに出した。
このところ一番よく着たコートはお気に入りのリサイクルショップですすめられて買ったダークグリーンの半コート、あたたかくて、軽くて、色がいいので、茶にも黒にも合わせやすく、会う人ごとにほめられるし、4000円以下で買えたのだから、ほんと掘り出しものだった。

リサイクルのものを買うのに抵抗はない。もう十年ぐらい続けてのぞくところは、どんなひとが出しているかわかっているので、安心して買えるし、自分のセンスにぴたりと合うのである。店員さんとも気が合って、好みをわかってくれており、実に見事にすすめてくれる。
今のわたしは、何万円も出して、新品の流行のものを買う費用はほかの楽しみにまわしたい。

先日MRIの結果を聞きにいった帰り、また、この店でコットンのパリッとした、仕立てのよい、白地に紺のストライプのシャツを買った。2000円也。頭にひらめいたのは、刺し子のストールやバッグが合いそう、オーバーブラウスに十分重宝するスタイルが目にうかぶ。これで春の外出は決まり。

MRIの結果はやはり、変形性膝関節症の初期症状、歩き方、太ももの訓練、減量なども考慮に入れる、これから。

でもこの買い物でなんだか、ふさぎがちの気が晴れたし、センスのいい店員さんとネコのことで気が合って、沢山おしゃべりできたので、前向きになれたのである。

2014年12月17日 (水)

耳事情

買ったばかりのイヤリングをまた片方失くしてしまった。
細い針金を曲げただけでできているような小さなハート型、真ん中に光る石、耳たぶのところは頂点が開いた円形になっていて、挟む仕組みになっている。すでにシルバーを買って一、二週間ためしたら、しっかりとまり、つけ心地もよく、これなら大丈夫と思ったので、ゴールド版も購入、つけてみた第一日目、電車の中でとまっているかどうか左の耳をチェックしたら、もうなかった。
クリップ型の重みのあるものは痛くなるし、ネジでとめるのはやわらかい耳たぶにネジというのがフィットせず、いつのまにかゆるむ。ネジとクリップ合体のものも余計痛くなる。
重みのあるものは、なお落ちやすいという傾向があるので、ようやくたどり着いた結論、軽くて落ちにくいもの、というわけで、このところこのタイプのイヤリングを三個も買ったのに、次々片方ずつなくし、これが四個目、値段は1500円だから・・・、といっても悔しい、落ち込む。
マフラーを巻いたり、コートの襟をたてる冬の季節は特にイヤリングを失くしやすい。

きょうのブリッジのパートナーはわたしより一回りくらい若くておしゃれな美人、彼女はいつもおおきなイヤリングをしているので、それって、ピアスじゃないでしょ?と訊いたら、わたしね、恥ずかしいくらい耳たぶが大きいので、福耳とは言われるんですけど、隠したくて、これしてるんです。そちらみたいに、耳たぶの華奢な方うらやましいですよ、と、ほめてもらったのだけど、はたと思い当った。そうなんだ、耳たぶが小さいから、安定感がないのだな、と。
彼女にそれを言って、ピアスのひとはいいなあ、とは思うけど、どうも、わたしたちの年齢では、親からもらった身体に穴あけるのは、と言う考えが抜けないし、いまさらねえ~と言ったら、ちょっとコワイ話をしてくれた。
彼女の親しい友人もやはりそういうイヤリングの悩みかかええて、とうとう思い切ってピアスの穴をあけたら、そこがジクジク膿んできて、抗生物質のんだり、結局ふさぐことになったあとの手当が大変だったそうなのだ。

ショートヘアーにしているなら、イヤリングは”must" だと思い込んでいたけど、きょうのこのトーナメントに来ているひとはどうかしら?と耳にのみ注目して視線をめぐらしてみたら、意外なことにイヤリングをしているひとは数人に一人、むしろ少ないくらいだった。確かにこのゲームに大切なのは集中力、なにも気にせずにすむ、着心地の良いスタイルでのプレイが第一なのではあるけれど・・・

2013年10月12日 (土)

みやげの逸品

ペスカトーリ島に滞在しているとき、ホテルの裏道に一軒の店を見つけた。手作りの枕カバーやエプロン、ナフキンなどを売っているのだが、道路側にミシンを出していて、そこに座った店の女主人、注文を受けると、客の名前に花や蝶の模様をアレンジして、布をくるくる回しながら、早業で刺繍するのである。
たちまち人だかりがして、彼女の見事な手さばきにみとれているのだが、エプロンのそばに、キャンバス地のバッグがあるのを、これは、いいと目をつけた。一週間泊まりがけで、草花の水やりを日に二度、あと夫の料理の手伝いなどをしてくれている、孫娘のみやげにしようと思いついたのだ。さっそくケイタイで呼びだして訊いたら、黒字に白でチョウチョの刺繍がいいというので、注文したのが、下の写真。009_2


なかなかいい仕上がりで、これが14ユーロとはまことに安い。

夕べ孫娘がママとやってきて、ばぁば、ほら使ってるでしょ?みんなにほめられるの。と言ってくれた。そろそろブランド品などほしがる年齢か、とも思うが、素顔の高三にこの素朴なバッグはよく似合っていた。

ペスカトーリ島だけでなく、ベッラ島、ストレーザでも同種の店を見かけた。この地方独特の手作りの技なのかも知れない。

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