パソコンに外付けのカメラをつけるかどうか、迷っていたのだが、先日夫の加湿器のフィルターを買いにビッグカメラに行ったとき、ついでに外付けカメラのコーナーに行き、サイズもピッタリ値段も安くて、取り付けも簡単という製品を見つけたので、思い切って購入した。
でもマニュアルを読むのは苦手なので、このところ老衰は進んでいるが、マニュアルの理解力はまだしっかりしていそうな夫を、あなたじゃないと、ダメなのとおだて、取り付けてもらう。細かい字をメガネもかけずに、読み解いてくれる能力がまだ健在であることを、ありがたいと思った。マニュアル係はこれまでずっと、彼だったのだ。夫は近頃新聞の死亡記事に88歳が圧倒的に多いと嘆き、同級生の訃報が重なってもいるので、気落ちしがちであり、聴力の低下も進んではいるのだが、目つきはしっかりしるし、家電製品のマニュアルのややこしい部分をいやがらず、読み解いてくれる助力を得られたのは、心強かった。歩行能力は著しく弱ってはいるが、徒歩五分のコンビニへの買い物は、ちょっとしたものなら、嫌がらずに出かけてくれるのでこれも助かる。感謝の気持ちは少しオーバーすぎるほどあらわすことにしている。
これで国際婦人クラブの月例会に、出席する準備がととのったところで、予約の手続きをすます。
さて、カメラが装着されたところで、果たして自分がどう映るものなのか知りたいと思い、外付けカメラで自分を映す方法、と検索してみて、設定からたどってデスクトップカメラアプリがカメラにアクセスできるようにする、という項目に到達し、これをオンにして、自分の映像を見ることができた。
自室のどの程度までが、映像に入るか、それを見極めておかないと、見苦しい箇所を片付けられずにいる、弱みを持つ身としては、不安である。その一番不安な部分が映像には入らないことがわかって、まずはほっとした。
ところが、すべて用意がととのったのに、前日になっても、肝心の招待メールが来ない。プログラム係に連絡して、わかったのは、もしかして招待メールが迷惑メールに入ってしまったのでは、という指摘。そういえば、あのブルーのメールシステムにしてから、初めての、例会である。
そこで、またあのニフティのまかせて365にTEL.。
今回はリモートサポートしないで、メール専用のIDから、メールの各項目の点検を私に指図するやり方だったので、早口で指示されるとおりにたどって迷惑メールの各項目に行きつくまで、どうたどったのか、メモするひまなく、不安になった。やはり想像どおり迷惑メールにまぎれこんでいた招待メールの送り主を、許可項目に入れるには彼女のアドレスを打ち込まなくてはならず、それをするには慎重に作業する時間が必要、もう一つ削除メールボックスを空にするやり方も教えてほしいので、やはり遠隔操作にしてほしいと申し出た。
今回のひとは、自分が当たり前にできることを、わたしも理解しているものと勘違いしているらしく、今更遠隔に変えてほしいとは、なぜ?と言う感じだったが、その削除済みアイテムのすべてを選択して、空にするやり方が、CtrlキーとAの文字を同時に押して、全部を選択するというワザがわたしには初めての知識だったので、オタオタしてしまう、しかもそのあとゴミ箱マークを押すという手順なのである。
まだまだ知らないことが一杯ある、厄介な高齢バアサンに業を煮やしている様子が察しられたけれど、ともかく、無事招待メールをブルーのメールボックスに戻し、やれやれと、遠隔を切ったときは、よたよたに疲れていて、明日のために部屋を片付けるどころではなかった。
翌日六時に起きて、部屋をととのえる。
リモートには無事自分の映像が映った。
まだまだ知らないことが一杯のこのオンライン世界である。
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