フリーセルにハマる
パソコンのスタートボタンを押すと、おひげのキングのマークがあるのが気にはなっていた。だが、このフリーセルというゲーム、トランプの一人遊び、ソリティアであろうと思って、わたしはインターネットのブリッジゲーム、BBOをほとんど毎晩プレイしているので、この面白さには及ばない、とたかをくくっていたのだ。
ところが、ある日、なにげなく、このおひげのキングをクリックしてみて、ためしにプレイしてみたら、一度でハマッてしまった。
トランプカードの52枚が八列に並び、上に空っぽのカードスペース八個が並んでいる。右四つはエースだけが入る、ホームセル、左はどんなカードでもおくことができる、フリーセル、下のカード群を赤、黒、数は上下の順に、並べ、ときにはフリーセルに入れて、調節、ただし、フリーセルの空きの数プラス一枚分しか、動かすことができないというルールがある。
簡単なようでいて、やってみるとむずかしい、なによ、これ、きびしすぎるよ、など、独り言を言いながら、ついついやり続けて今、二百回以上、勝率はわずか50パーセント。
でも右のホームセルにエースからキングまでの13枚が四種類、全部移動できると、電子音のファンファーレが鳴りひびき、カードとトランプマーク吹雪が散り、おめでとうございます、あなたの勝ちです、の文字が出る快感がたまらない。
朝起きるとまず一回、このファンファーレを聴いてから一日が始まる。
ブリッジBBOのゲームでも世界中の相手と会話しながらプレイしたりするのは、結構厄介だが、Automated Funという一人参加の6ボードのゲームは、三十分ほどのゲームで会話なしなので、80人参加、上位一割をめざし、気楽に遊んでいる。
年齢を重ねても、ボケさえしなければ、わたしの人生に退屈の文字はなさそうだ。
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