具合の悪さ
内科は相変わらず空いていた。ここは先生が、白い紙を広げて、書きながら、説明してくださるので、何かとても安心できる。
一人男性が待っていた。先客も男性で、大声でしゃべっていた。そのひとはすぐ終わって、白髪頭の恰幅のいいひとだったが、寡黙な看護婦に向かってしゃべった。「本当に具合が悪いんだよね。ほんとなんだよ。家内にいくらいっても、わかってもらえない・・・」わたしはよっぽど、言ってあげたかった。
「ほんとにそうですよね、みんなそうじゃないんでしょうか?」
そのひとはずいぶんせいが高く、正面はわからなかったが、あの恰幅のよさでは、いくらうったえても、奥さん、わからないのだろう。いいな、具合が悪くても生きてられるんだから・・・
何にも気の利いた返事のできない、看護婦にいきおいよくそっぽをむいて出ていった彼。
さあ、次はわたし、便秘を先生の薬じゃなく、完熟アロエで治したことを、うまく話せるかしら?
連休を控えて、お薬が切れかかっているのに気づいて、内科に行ってきました。とてもよく似た状況です。先客は高齢男性お一人。医師は珍しく手書きのカルテ。当地に住んで50年、4軒目ですが、やっと信頼できる方に出会えました。
投稿: kikuko | 2024年9月14日 (土) 12時07分
kikukoさま
わたくしも四軒目なのです。最初の三軒が、なんとなく合わなくて、四軒目は古くからあったところですが、なんとなく、行きそびれていたところです。現在の先生も後を継がれてそれも大分お古くなり、白髪のほうが多くなってきた状況ですが、いままでで、一番確か、と感じました。なんでそこにもっと早くから行かなかったのか、先入観があって、行かないでいたとしか言えません。まだ間に合ううちに、しっかりと判断してくださる方と会えたことを喜んでいます。
投稿: ばぁば | 2024年9月17日 (火) 12時23分