突然の中止
退院の準備が整い、午後の一番にきまった。
ところが突然の発熱、この先の予定は立たない、という連絡があり、茫然となった。
すぐかけつけてみると、本人は眠っていたが、ほどなく目を覚まし、帰りたいよ、と言った。
その言い方が、元気な時と違っている。目に力がなく、すべての元気が取り去られたようだ。
喉が渇いているようだったので、いつもの気に入りの飲みものを一口与えた。
ところがすぐには飲めず、嚥下にひどく苦労する様子で、胸がどきどきした。
なにか大変なときが迫っているような気がする。
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