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2023年12月13日 (水)

結果がはっきりわかるまで(2)

私は何でも一人でできると思っていたので、私と言う人間を知らない医師が、一年まえに脳梗塞をしたことがある患者を身体の経歴だけで診たてをするということを、考えていなかった。そうだ、年齢から言えば、付き添いがついてくるのが当然なのだ。

帰宅して、息子に相談した。三時すぎだったが、今から行ってみようと息子が言った。まず、診断書を書いてもらえるか、電話で訊いてみること、今からでは無理だが、次の医師の診察日、月曜に来てほしい、とのことだった。

一週間待たねばならない。ほかの病院に行くことも考えた。だが、大田区で肩の専門の医師がいるところは見つからなかった。

息子がふいに言った。アオキさんに行ったら? 以前最初の見立てが確かだと言ってたじゃない?

そうか、頭を殴られたように感じた。コロナのまえから、ご無沙汰なのだが、駅前の整骨院の先生、何でも相談できて、私のすべてを知っているひと。

介護のこと、病気のこと、そのまえからずっと五年くらい、ご無沙汰だった。

訪ねたとき、先生はひとりで、病室はあいかわらず、時間がとまったように変わっていなかった。

先生は前と変わらぬ笑顔で、すべてを聞いてくれて、大丈夫ですよ、腱が一本だけでがんばっているってわけじゃないんだから。残ってるのがその役目を果たすように手伝う、人間のからだってそういうものです。

やっぱりきてよかった。腕の痛みはほとんどない。それほどひどくないということか。

その日は来たついでに、電気をかけてもらって、ウオーターベッドで仕上げをして、帰宅した。(続く)

 

 

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