結果がはっきりわかるまで(了)
翌週の月曜日、息子は朝九時まえに家を出た。
戻ったのは12時過ぎ、MRIの写しと、診断書が入った袋を、渡して、結果を話してくれた。
四本ある腱の一本が切れていること、手術は一時間くらいかかる。結果がでるのに時間がかかるので、脳梗塞が軽いものであっても、耐えられる身体かどうかわからない。
やはり、残り三本が補っているのだ。私は安心した。なるべく右手を使うことはしないようにしている。ひじから先は関係ないので料理などはできるが、思い鍋などを持ってゆすったりすることは、避けなければならない。いつも意識の中に右手のことがある。しんどいことだ。
それが八十五と言う年齢なのだろう。
半年以上、心地よい泳ぎをできたことを感謝しなければ、腱がほかを補って泳ぎを完成させてくれた。そして、警告も出してくれた。
まだひどくならないうちに、間にあうことができた。
良いことを想って感謝、感謝。
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どうなることかとはらはらしながら拝読しました。とてもたいへんなことにはならなかったようで、よかったですね。私もプールに通っていますが、ほとんど水中歩行です。専用のレーンがあるので、忍耐力を発揮しながら黙々と歩いています。
言い出せばきりがないほど、全身の経年劣化をかこちながら、ともかく転倒しないようにと心がけておりますが、明日のことはわかりません。
懸命に前を向いていらっしゃって、本当にお見事です。どうかいいお年をお迎えくださいませ。
投稿: kikuko | 2023年12月19日 (火) 17時42分
kikukoさま
全身をつかって泳ぐ心地よさを覚えると、歩くだけと言うのが、この寒い時期ちょっと心細い気がして、通う気になりません。
ご旅行やら、美術館見学やら、積極的によいものを吸収なさること、ただただ、目を見張るばかりです。
目下は喧嘩をしつつ、毎日自分をはげましつつ、生きていかなければならないのが、運命というものと、心に決めなければ、とは思いつつも……
お察しくださいませ。
投稿: ばぁば | 2023年12月22日 (金) 08時44分
ばあば 様
ブログ 心配しつつ読んでおりました。
大変なことと思いつつ、それでも少しほっとしております。
どうかご無理のないようにと 京都から願っています。
投稿: 花 | 2024年1月 2日 (火) 22時16分