結果がはっきりわかるまで(了)
翌週の月曜日、息子は朝九時まえに家を出た。
戻ったのは12時過ぎ、MRIの写しと、診断書が入った袋を、渡して、結果を話してくれた。
四本ある腱の一本が切れていること、手術は一時間くらいかかる。結果がでるのに時間がかかるので、脳梗塞が軽いものであっても、耐えられる身体かどうかわからない。
やはり、残り三本が補っているのだ。私は安心した。なるべく右手を使うことはしないようにしている。ひじから先は関係ないので料理などはできるが、思い鍋などを持ってゆすったりすることは、避けなければならない。いつも意識の中に右手のことがある。しんどいことだ。
それが八十五と言う年齢なのだろう。
半年以上、心地よい泳ぎをできたことを感謝しなければ、腱がほかを補って泳ぎを完成させてくれた。そして、警告も出してくれた。
まだひどくならないうちに、間にあうことができた。
良いことを想って感謝、感謝。
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