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2023年4月24日 (月)

再会

病気になったとき、話をしていた相手のひととは、メールを交わす程度だったのだが、我が家の近くに、哲学のコースが開かれるというのを、彼女に知らせて、わたしは病気になって辞めてしまったのだが、彼女は続けていて、その報告もしたいというので、半年ぶり、我が家に寄ってもらうことにした。

本当をいうと、会うのはちょっとコワい気持ちがした。あのときのように、言葉が出てこなかったら、どうしよう、何を話していいのかわからなくなったあのとき、思いだしてしまいそうだ。

上がってもらって、ゆっくり話すのには、二階のほうがいい。人を迎える支度ができているわけではないが、ゆったりとスペースがあるだけでもいいと思い、椅子を手配した。

会ってしまえば、どういうことでもない、自然に言葉がでてくる。あの時のうろたえは、すっかり忘れて、話をしていた。そういうことなのだ。意識をもたずに、自然と言葉がでてくる。病気の経過のことも、ごく自然に、話ができていた。

もう、前と変わらないわね、と言う感想だった。

ただ、現在活躍しているひと、と、介護に携わっている者との、相違を意識しながら、以前とは違っているということを感じてはいた。私より十歳年下のひととは、決定的に異なる何かがある。それを、うらやましいとは、思わず、違うところで、違う何かをしているということ、それぞれが違うのだということが明らかだった。

私のことを気にしてくれていた、今どういう風かということを、教えることは、躊躇がなかった。ありのままでいいのだ。

彼女は安心したらしい。

わたしも、安心したのであった。

 

 

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コメント

ばあば様のブログの中の「ありのまま」、「違う」という言葉は、とても的を射ていると思いました。以前と状況が違っても、それはそれぞれに人生のある時期に生きているということと思います。「ありのまま」ということが、自分が自分で居ることで、とても大切な感情と存じます。

aiaiさま
私の意図することを理解してくださって、まことにありがとうございます。
それも、これも、aiaiさまとは、ブログを通じての長いお付き合い、自分をこれ以上なく理解してくださる貴重なお方であると、つくづく感じました。
そばに夫が寝ている状況で書いているので、果たして自分の言わんとしていることを、どの程度わかっていただけるかと、不安になることもあります。うれしかったです。わかっていただけて。


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