吉田秀和氏の言葉
「芸術は生活を飾る花、余裕があってはじめて生まれるものと考えてる人が多いけれど、それは逆。芸術は生活の根なのです」吉田秀和
朝日新聞の4月13日の折々の言葉で読み、これの出ている『文学のとき』の全文を読んでみたいと思った。
図書館に行ってそう言ったら、簡単には探せなくて、大変なのである。吉田さんの本は単行本は少なく、全集の中に入っていることが多いので、探さなければならず、いまだにどこだかわからない。ともかく、全集の一部を借りてきて、読み始めているのだが、探してくれると、言った図書館のひとからは、1週間たつけれど、まだ知らせはない。
吉田さんはもう、知る人も少ない稀有な存在なのか、探すのが大変で、時間がかかっているのか、わからない。
ベートーベンを聴きたいという、ラジオ番組から流れてきたヴァイオリンとピアノの名曲、クロイツェルを聴きながら心からこの言葉の真意を感じた。
でもおかげで、深い吉田さんの思いを知ることにはなったのだけれど。
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