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2022年12月 4日 (日)

久しぶりの一人外食

体操の効力なのか、めまいは起きていない。またあの高円寺の耳鼻科を再訪すれば、その後の症状の診断がはっきりするのかもしれないが、電車に乗って出かける気がしない。なんとなく一年の疲れが、じわじわと出てくる、12月なのである。

 自室にこもって録画しておいたBSプレミアムの『天井桟敷の人々』を観ることにした。フランス映画華やかなりしころ、集大成のようなこの大長編傑作を観て、感動したのを覚えている。ジャン・ルイ・バロウのパントマイムにどれほど魅せられたことか、でも、それから二、三十年の月日が経って、二度目に観たときは、なんだか古色蒼然とした印象しか残らなかった。さて、三度目のアルレッティは若さ不足、年増のきれいな女性という印象、だが、後編の伯爵の愛人となってからの、凛とした美しさはさすがで、いよいよガランスとバティストの再会の場面となる直前、夫が部屋に侵入してきて、「今夜のごはんは?」と訊くので、わたしはキレて叫んでしまった。自分で考えなさいよ!

 でもそれは無理な話なのはわかっている。息子も帰宅しているので、なにか作らなくては。買ったばかりの牛肉が冷蔵庫にあったので、シラタキと玉ねぎの薄切りを加えて、牛丼をつくり、夕べの味噌汁に青ネギを刻んだのを加え、あっためて、二人分のご飯を炊き、キレた勢いで一人外食する元気が出てきた。

なんだかむしょうに、日本蕎麦が食べたい、情報誌SALUSで見つけた、都立大『柿ノ木』に行くことにする。

都立大駅を出て左に曲がり、イルミネーションもきれいな遊歩道を進み、右ハナマサのはす向かいのビル二階、大きなガラス窓が開放的、窓際の席に座る。上から見る青いイルミネーションの遊歩道も目に優しい風景。一度食べると病みつきになる、と言う「自家製ラー油せいろ」を注文。

打ち立てのそばが歯ごたえがありすごくおいしい、ピリリと辛いラー油の汁がよく合う。つけ汁に刻みネギが入っていて、おや、と思ったのだが、薬味は別に注文できる。デザートに栗のシャーベットを食べた。栗の風味がラー油入りツユの後によくマッチして正解。自由が丘のさらしんが店を閉じて、気に入り蕎麦店を探していたところだった。休日の少ない営業も好ましい。これからもふらりと来られるところが見つかってうれしかった。

ハナマサに寄って100円以下という三つ葉とか野菜とヨーグルトなど、買い、向かいの超モダンな100円ショップで、鍋つかみやタオルなど仕入れる。駅前でタクシーに乗り癒された一人外食は終了。夫に笑顔を見せる余裕ができた。

 

 

 

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コメント

お一人で外食なさった由、安心いたしました。

夜の一人外食は滅多にしないのですが、気楽に心地よくできるところが、意外にも見つかりました。

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