2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
フォト
無料ブログはココログ

« 2022年9月 | トップページ | 2022年11月 »

2022年10月に作成された記事

2022年10月27日 (木)

一番苦手な試練

このところ、つらい日々である。四種の薬、粉薬二袋、錠剤一錠、世にもまず~い液状の薬一袋を一日三回ものまなければならない。

 

夫の検診で半日付き添った。彼が心配していたのが現実となって、肺気腫のことで呼吸器内科に呼び出され、CT検査に、四十分以上の順番待ち時間、結果夫が怖れていた動脈瘤の疑いはなかったが、動脈硬化は存在していて、雑菌などに侵されると、異変がおきる恐れはありうることが判明。彼は浮かない顔になった。ともかく大切なのはよい食事と、身体を動かすこと、担当の医師はとても納得いく説明の仕方で、好感が持てたが、夫はすべてを聴きとれたかどうか、怪しい。

最近わたしがかなりストレスで疲労していることはわかってくれたのか、夫はショートステイに行ってもいいよ、と言ってくれたので、ケアマネージャーにステイ場所を探してほしいと依頼したのだが、特別養護老人ホームのショートステイを一件だけ紹介してきて、しかもそこはキャンセル待ちなのだというメール、サイトを見ても、居心地がよさそうな感じはしないので、もっと候補が欲しいと思うのだが、ケアマネの電話はいつかけても「ただいま電話に出られません」の返事、メールも行き違いが多く、こちらの希望を聞こうという計らいや気遣いは全く感じられないコミュニケーション不足なので、包括センターにそれを報告したのだが、誠意ある解答は得られず、話している最中に、部屋がぐるぐるまわりだし、激しいめまいで倒れそうになって電話を切った。

血圧180、その日は血圧の薬だけ服用して、翌日内科に相談に行くと、目の前が暗くなるめまいでなく、周りがゆれるようなのは耳鼻科に行く必要あり、とのこと。

 

数年ぶりに耳鼻科に出かけて、聴力検査となり、怖れていたことが判明。右は正常だが、左の聴力が落ちていて、突発性難聴が考えられる、めまいは数分で落ち着くということから、メニエール病ではないと思うが、ともかく、今回は先回拒否してのまなかった薬を、ぜひとも服用してほしい、そうしないと、この先聴力が落ちたまま、取り返せなくなると言われて、8日分、量多く、まずくてつらい服用を続けることになった。

 

突然孫娘からライン、朗報が伝えられた。コバケンワールド、サントリー、芸術劇場、府中の森三回参加が決まったのだそうだ。金管の出番が多いドボルザーク二曲、夕方我が家に特大リンゴ一個を土産に訪れ、パソコンの前にすわり、芸術劇場のチケットをゲットしてくれた。

テーブルの上の薬を見つけて、あ、これのんだことある、まずいんだよね、と液体をゆびさす。彼女も突発性難聴になったことがあるのだという。効いたの?と聞くと、うん、治った、という返事に、わたしはちょっと薬をのむつらさが、薄らいだのであった。

 

 

 

2022年10月19日 (水)

ハヤシライス再発見

かつてハヤシライスはわたしの最も得意料理のひとつであった。三十年ぐらいまえ、日本語教師をしていて外出する日が多かったころは、朝これを仕込んでおけば、帰宅してから、サラダを添えるぐらいで簡単なので、週一ぐらいは食卓に登場するメニューでもあった。

コツはルーをつくるとき、焦げる寸前くらいまで、小麦粉をバターでいためる見定めであり、そこに赤ワインと、トマトソースをブイヨンで薄めて煮込んだスープを少しずつ入れてハヤシの土台をつくり、あとは味見してウスターを加えたり、醤油をたしてみたり、塩コショー、時には砂糖をいれたりして、調える、ということで、まず失敗はなかった。

ところが、最近になって、このハヤシがあまり美味しく感じられなくなってしまったのだ。

なぜだかわからない、ともかくいろいろ加えて、頂点に達する自信がなえてしまっている、とでもいうのであろうか。

そんなとき、なにかの雑誌からコピーをしておいたハヤシライスの別レシピが見つかった。なぜなのだろう、こういうときがくるかも知れないと、探しておいたということなのだろうか。ちょっと面倒な手順ではあったが、「調理して煮込み、これをこしさえすれば、あとは簡単、ぜひおためしを」というような前書きもついていた。

確かにすぐに暗記できるほど簡単ではなく、レシピを見て、確認することが実に多い手順ではあった。

だが、仕上がりは、これぞハヤシの最高と言えるほど、ほっぺたが落ちるほどにおいしい夕食を食べられた幸せを味わった。

今そのレシピの詳細を、ここに述べたいのだが、実は、それがどこかに消えてしまって、見つからない。このごろ、いろいろなものが消えて困っているのだが、またそれが増えてしまった。

でも二回つくってみて、全く同じ味を完成してほぼ、手順は覚えているのでここに記すことにする。

玉ねぎの薄切りと人参のいちょう切りをバターできつね色になるくらいにいため、さらに、ニンニクのみじんを加え、香りがたったら、そこに赤ワインを半カップくらい加えて、さらに水分がなくなるまでいいため、小麦粉大さじ2,を加え、なおもいため、水1カップ、デミグラソース半カップ、スープキューブ1,塩小さじ1、コショーで味をしめ、トマト一個、皮むきタネとったものを切って加え、およそ10分ほど煮込む。それをこして、できた液体に、いためた牛肉、マッシュルーム、玉ねぎ薄切りなどを加え、5,6分煮込み、味見して出来上がり、というもの。

分量、塩加減は自分の舌で確認すること。

冷凍のグリンピースや、冷凍しておいた枝豆などの緑が散らばると、見栄えもよくなる。

 

ハヤシは英語でhash、ごった煮とか、煮なおすとかいう意味があるがまさに今度のレシピは、煮直すような行為を繰り返すという手順をしているわけで、これこそ、正にハヤシの本流と言えるのだろう。

デミグラソースは最近スーパーオーケイで、栗原はるみのパウダー版を見つけて、さすが、彼女と飛びついて買ったのだが、ためしてみたら、ハインツの方がおいしかった。

パウダーにするために、添加物が増えているのか、余分な行程ゆえに、味がイマイチとなったのかもしれない。ともかく便利がいいとは限らない、ことを近頃実感することが多くなっている。

 

2022年10月10日 (月)

アジサイの花は生きている

植木屋さんが表の古い灌木を伐採してオタフクナンテンに植え替えてくれたとき、アジサイの花はすべて枯れていて、これはもう取り去ってかまわないですから、と言い残したのだったが、花は自ら落ちようとしないので、わたしにはまだ生命があるような気がしてならなかった。雨が降ったあとは枯れ花に赤みがさしてくる。枝つきの枯れ花を水切りしてハサミで切り口に切れ目を入れ、花瓶にさしておくと、その赤みが生き生きしてくるような気がする。うっかり水替えを忘れていると、本当にうなだれた枯れ花になるので、生きているのがわかるのだ。

残暑のあいだも、毎日根元に水をやるのを忘れないでいたら、花の赤みはますます生き生きしてきた。

何とスゴイ生命力だろう。

このところ裏庭のウッドデッキにはふたたびナメクジが出没しているのでもう彼らの好物の花類を植えるのをあきらめ、わたしは表側に専念している。

オタフクナンテンも無事根付いたし、その間にスエーデンアイビーの枝を、挿し木しておいたら、それらもすっかり根付いてくれて、きれいな緑の光景を作り出した。

アジサイの花はまだ生き続いている、とわたしは信じている。(写真の上でクリックをどうぞ)

Kimg0741 Kimg0742

2022年10月 1日 (土)

ラクスル週末

月替わりの最初の土曜日は「せせらぎ館」の庭にマルシェが出るというのを思いだし、それではついでにモーニングを食べようと、9時すぎで家を出た。レストランの外庭にはすでにファミリーがかなり来ていて、それも父親と子供という取り合わせがほとんど。虫取り網を持ったパパも多く、取れた昆虫などを慎重に籠にいれたりしている。もっと幼い子供を抱いているのもパパだし、ベビーカーを押しているのもパパ。

27年前、娘の夫が急逝したあと、毎土、日に公園に行くたびに、父親の存在をどれほどうらやましく思ったことだろう。

その孫ももう30歳、お嫁さんとの二人暮らしも三年目で、ジジ,ババの存在は忘れているらしい、月日の重みを、あらためて感じた。

 

マルシェで買ったものは、サラダ用にちぎったリーフ、ルッコラ、レモン、食パンとクッキーなど。雑貨にめぼしいものはなかった。

せせらぎ館二階に、リユース図書という場所があって、自宅で廃棄したいような本も、もってきておいてよいとポスターが出ていた、これはいい情報!

 

今日の夕食は手抜きにして、レストランでテイクアウトの牛スジカレー。きのうチヂミを作ったのがあまっているので、それも温めて食べることにしている。

前の晩のチヂミを食べたことはないので、不安だったが、コマ油を熱して焼き直してみたら、野菜がしっとりしてかえっていい味になり、美味しさが増していたのは意外であった。

期待していたカレーは辛すぎ、これでは、夫が咳き込むかも、とあわてて、あたため直し、シェリーを少々加えたら、それが効いたらしい。夫も息子も文句は言わす、完食していた。

この歳になっても知恵が湧くこともある。

 

テレビの『深夜食堂』というお気に入り作品を見直していたら、なんと「ラーメン」という副題のストーリーに、ラーメンがインスタントを使っていて、それがサッポロ一番だったのには驚いた。夫の好物なのである。

あまり出来上がりがおいしそうだったので、明日は息子が食べない日でもあるし、二人でラーメンにしようかと思っている。

土、日は正しく、主婦業ラクスルの日となった。

« 2022年9月 | トップページ | 2022年11月 »