ミモザ危うし
我が家のシンボルツリーのミモザは、今回裸ん坊のように思いっきり短くかりこんでもらったのだが、いつのまにか青々と葉を茂らせて、立派な姿になった。
ところが時折根元に白いキノコのようなものが出てくることがあって、そのたびに、取り除いていたのだが、このところそのキノコが数をふやしているので、植木屋さんに意見をきいてみた。
幹の中が空洞になるほど、侵されている恐れがある。枝は青々していても、激しい風雨に遭うと倒れる危険さえあるというのである。
そういえば、ミモザ自慢のようなお宅を数軒注目していたのだが、いつのまにか、樹が消えてしまったのが何故か、同じような現象が起きたのではないか、今ようやくわかったような気がする。
我が家の前の通りは通学路だし、ミモザ側を歩いてくるひとは大勢いる。事故が起こらないうちに、決断するのは今だ…というわけで、根元から切るのはちょっとかわいそうだけれど、倒れても、被害が起きない程度に短く切ってもらおう、と夫と話し合って決めた。
今年は本当にこの上ないほど、見事に咲いてくれたのは、そういうわけだったのか…ありがとう、私のミモザ、夢見ていたシンボルツリーを持つ誇らしさを何度も味わせてもらって。嬉しかったよ、長生きできて。
胸が一杯になる樹との会話である。
ミモザの後ろ側に植えた七本のオタフクナンテンは毎日水やりをしっかりした甲斐あって、根付いたようで、青々している。
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