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2022年6月 4日 (土)

アルゲリッチを聴く

アルゲリッチ&フレンズ、イヴリー・ギトリスへのオマージュ、というコンサートのチケットを手に入れたのは、KAJIMOTOへのネット入力が遅れて、かなり間際になってからだった。

ひとつにはすみだトリフォニーホールという場所が、我が家からは遠くて不便なので、できることなら避けたかったからである。

今回はいろいろ検索して、田園都市線だと二子玉川から40分以上はかかるけれど、乗り換えなしで行けるとわかったので、徒歩距離で近い二子行きのバスで15分乗り、直通電車に乗るという思いのほか楽な行程で、錦糸町に到着した。

 

会場はアルゲリッチフアンがいかに多いかを証明するようにほぼ、満員。

アルゲリッチはYouTubeでもよく見かける、お気に入りらしい、黒白模様のスカートに胸開きのおおきな黒のトップであらわれ、機嫌もよさそうだった。彼女にとっては、おそらく孫ぐらいの年齢の日本人の若い二人にとても気を使っているのがわかった。

 

私の席は前から三番目の右端だったが、オペラグラスなしで、彼女の歩き方や、表情もよく見え、鍵盤上の指の動きさえも目にすることができた。

圧巻だったのは、最初のフランクのヴァイオリンソナタイ長調、伴奏というよりはデュオと言いたい、ピアノの聴かせどころが多い名曲、堪能した。但し、ヴァイオリニスト、音はきれいなのだが、繊細過ぎて、わたしには迫力がちょっと、と思われた。パガニーニの無伴奏のときに、とりわけ、それを感じた。

 

残念だったのは、せっかくのアルゲリッチのギトリスについてのトーク。マイクの使い方や調節を、通訳も、フレンズの一人、ピアニストも十分にしてあげないので、声がよく聞きとれなかったこと。彼女は饒舌なひとではない、と、あのアルゲリッチの映画で語られていたが、ギトリスをどんな人が語ってほしいという問いが、コンサートホールに例えたら?とか、色でいえば?とか、抽象的すぎて、彼女が考え込んでしまっていたこと、言語は英語だったが、たとえ彼女が一番使い慣れているフランス語でもいいから、通訳と二人だけで、十分語ってもらってからの、日本語通訳のほうがうれしかったのに、と思った。

 

でも”マエストラ”アルゲリッチ、上機嫌で、体調もよかったらしく、思いがけず、独奏のプレゼントがもらえた。楽譜を見ながらだったけれど、曲目の発表はされなかったが、わたしの一番好きな、リストのタランテラの中の、舞曲、だったような気がする。

ピアニストと二人の連弾のアンコールもあった。

 

終わったのは九時半近く、帰りがちょっと不安だった。田園都市線は一本で便利だが、二子の十時過ぎは乗り物がちょっと不安、渋谷乗り換えは、東横線まですごく歩かされるので、足が不安、ホールからより近い、JRにしたため、思いがけぬ問題に直面、逗子行きの急行にのりこんだら、いつまでたっても発車しない、やがてアナウンス、横須賀で事故らしきものが起きているらしい、夫にとりあえず、電話する。隣りに座っていた私よりは若そうな男性高齢者が、すぐ立ち上がったので、そのひとについていくことにした。エスカレーターを降りて、中央線の鈍行に乗り込む。でもこれだと新宿に連れていかれる、どうしようと、そばにいた若い、親切そうな顔つきの若者に、すみません、品川に行きたいんですけど、どうしたら?と言ったら、秋葉原で乗り換えればいいですよ、と即答してくれた。

秋葉原はエスカレーターもエレベーターも見当たらなかったが、階段の段数が短く、降りたら、京浜東北のホームですぐ横浜方面に乗れた。蒲田で降り、これもちょっとコワかったが、タクシーに乗る。西口に降りたら真ん前がタクシー乗り場、ずらりと並んでいて、すぐ乗れた。

やれやれ、10時半過ぎ、夫は寝ないで起きていて、秋葉原がいいよ、と電話しようと思ってたんだ、見事な判断だったよ、とほめてくれた。

 

 

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コメント

お元気で音楽会にいらっしゃれてうらやましいです。
音楽会は 咳がでそうになるのが心配で 最近ずっといっていません。近頃の演奏家になじみがないからかもしれません。行かないとどんどん遠くなります。
アルゲリッチはショパンコンクール優勝後の初来日から何度か聴きにいっていましたが、ソロ活動をやらなくなって行かなくなりました。
フランクのヴァイオリンソナタいい曲ですよね。 大好きです。
娘はピアノでイギリス留学時代よくこれを弾いたそうですが、伴奏というと怒ります。
デュオは室内楽に属し、対等の奏者です。おまけにこの曲はヴァイオリンはとても簡単なのに(violinの学生はつまらないから弾きたがらないとも) ピアノはとても難しくて大変なのだそうです。
すみだトリフォニー、ずっとご無沙汰、東京駅を過ぎて東に行くともう寂しくなります。
新国立劇場、芸術劇場、どちらも横浜から遠くて行きにくいです。東京住まいは便利でいいですね。

さすがピアニストのお嬢様、フランクの名曲、見事にご解説くださいました。

このごろYouTubeでアルゲリッチの演奏を選んで聴くのですが、彼女の表情は美しく魅力的で、ピアノの音を極めつくした自信にあふれた、女神のように感じることがあります。
今回の席からは、表情は想像するだけでしたが、音の冴えに聞きほれました。

横浜からは遠く感じられるでしょうね。でもお住まいからは音楽堂という好ましい場所がお近いのではありませんか?

ykさまの読書力や、美術鑑賞の豊かさに感動することが多いです。家事に追われるわたくしは読書に浸ることがむずかしく、映像の手っ取り早さに逃げております。美術館に行くことも足がよろめくのではないか、と心配です。

ご主人様とのご旅行もうらやましい、近頃のわたくしは一人旅を計画するのもシンドイです。

横浜ニューグランドのお料理、おいしそうでした。あそこは夫とお見合いしだところで、大好きなホテル、あなたのブログのお写真に見入りました。

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