若い植木屋さんに大感謝
ミモザの刈りこみは難しいのに、彼は見事にやってのけた。そして伸びに伸びたローレルの樹も短く刈りこみ、赤芽の生垣もさっぱりと見とれるばかりに切りそろえられ、たまりにたまっていた落ち葉も掃除してくれて、毎日目をやるたびに、うれしくなる樹々のたたずまい、となった。
近くに来ているのに、声もかけてくれない、などと、文句を言いたくなったりした、狭量の自分をつくづく反省している。
そして、このあともう一度モッコウバラを切りそろえに来てもらうことを頼んでいるのだが、その際、思い切って表の灌木、カリフォルニアジャスミンを取り去ってしまうことを相談したら、そのあとに植える候補をいくつも写真入りの情報をくれて、これも感激した。
この十年間、この灌木のツルの始末は本当に面倒で、いつか通りかかった人が私がツルを切っているのに声をかけて、これは本当に大変な植物です。うちは全部取り去りました、と言われて、驚いたことがあったのだ。
幸い、このジャスミンのあいだに植えたアジサイが、十年の年月のあいだに見事な成長を見せて、今年などは三十も蕾をつけ、もうジャスミンを超す勢いとなったので、安堵を得たのである。
このアジサイをプレゼントしてくれた同い年の友人は「グリーンサム、緑の指」の持ち主で、彼女がさわるだけで、植物が勢いをつけるというひとなのだ。
このところ毎日アジサイを眺めずにはいられない。そして彼女のことを想う。
全部の蕾が咲ききったら、どれほどの見応えを感じるだろう、楽しみはつきない。
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素晴らしい植木屋さんに出会われて羨ましいです。我が家のとても狭い庭も紫陽花の蕾が日ごとに膨らみ、ジャスミンが甘い香りを放っていますが、いつまでも自力で手入れができるか心配になってきます。プロに来ていただくほど広くはないので、電動ノコギリを買って頑張っていますが、植物の生命力に負けそうです。
投稿: kikuko | 2022年5月20日 (金) 09時24分
お向かいのお宅のお嬢さんの同級生だったという人なのですが、その人が刈りこんでいた樹があまりにも美しく仕上がっていたので、私の方から声をかけて依頼するようになったのです。以前の植木屋さんのように新年のあいさつに来たり、というような商売熱心なことはしないのですが、すべては仕事を見てくれ、ということなのでしょうか、仕上がりに満足しました。
ミモザ、モッコウバラ、月桂樹、プロの手入れなしではどうにもならない樹を欲張って植えてしまったので広い庭をかかえていたときより、切りどきが、気になります。
このところ植物の生長が速いような気がします。元気をもらうことは確かなのですが、出費の値上がりもあるので、一軒家は大変ですよね。
何でもなされる能力がおありのkikukoさんですが、電動ノコギリはちょっと心配、お身体をまずお大切に、とお祈りいたします。
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投稿: ばぁば | 2022年5月20日 (金) 23時17分