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2022年4月13日 (水)

タケノコ求めて

去年、山椒の樹に四匹もの青虫がたかって、葉を全部食べられ、丸坊主の樹にされてしまったのが、樹にとっては新たな葉をつける条件をよくする効果となったのか、この春の我が家の山椒の葉は色もいいし、大きさが全部そろっていて、とても美しい。Photo_20220413225501

 

タケノコご飯が何より好物のわたしとしては、あとは主役登場を待つだけとなって、期待は大きかった。

最初のタケノコはこの辺りでは老舗の青果店に届けてもらい、ヌカを入れて茹でる手間も面倒に思わぬほど楽しみな作業に専念したのだったが、肝心の味は風味も香りもうすく、失望は大きかった。山椒の香りは一段と鋭く、それだけの季節感にすがったような味しかなかった。フキもそうだ。うっかりすると捨てられてしまうという、葉を、これも同じ青果店の主に注文して取り寄せてもらったものから、つくだ煮をつくったのだが、フキのえぐみはあったものの、肝心の香りが弱かった。

二度目はスーパーでフキとタケノコを茹でて袋詰めにしたものを見つけたので、これもがっかりするかも、と思いつつもタケノコを食べつづけたいという一心で、炊き込みご飯にしてみたのだが、やはり、香りなし。

三度目の正直のまえに、特別な青果店という誇りの高い店で、タケノコ事情を訊いてみた。急に夏が来たような天候異変がタケノコの市場に異変をもたらしたらしく、掘りたての味をキープするのが困難になっているのだとか…今日の午後、掘りたてが届くことになってる、よかったら、配達するよ、とその主人が言ったが、値段を1500円というのを知って、これでまた風味がなかったら、どれほど失望が大きいか、想像がつくので、電話番号をもらったものの、注文する気持ちは失せていた。その帰りにふと「オオゼキ」をのぞいてみたのだ。なんと泥がついたタケノコが560円で並んでいた。しっかり臭いをかいでこれならよし、というのを確かめることができ、三度目挑戦。ようやくタケノコらしい香りを感じることができた。でも例年よりは、旬の味、弱めに思えてならない。近所のおかず屋さんのご主人も同じ感想を漏らしていた。九州のタケノコにがっかりしたというのに、大きくうなずく。

タケノコご飯を立て続けに食べたら、さすがにもう結構となったが、なんだか納得いかない。

京都のタケノコを見かけたらまた、懲りもせず、買いたくなるのかもしれない。

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コメント

誕生日が同じだと、好みも似ているのかしら
私もタケノコ大好きです   先日あまりに高額だったので小さいを買って
ほんの少しずつ ご飯と若竹煮をつくりました。
やはり満足感は充分でなく、もう1度チャレンジしなければと思っています。

明日 通院日なので雨が嫌だなと気が重かったのですが、帰りにオオゼキに
寄る楽しみができました。

sizuさま
近くの、自然食品の店で、静岡産のタケノコ見せてもらいました。1600円のすごく大きいもので、タケノコご飯食べたいのは我が家では私一人なのに、こんな大きいのは要らないわ、と言ったのですが、小さめなのは二つ以上、袋に入っているんですって。
美味しい、香りのいいタケノコ買うのも、なんだか大変、暮らしにくい世の中になってきましたね。

 筍、お近くならお届けしますのに、残念です。近くの農家さんの畑の奥に竹林があって、今日は雨後の筍がたくさん出ていました。大きいのは500円、中くらいのが300円。さっきまで土の中にいた筍、友人に届けたら、いまメールがきて、糠がなかったけど、掘りたてなのでアクもなく美味しく茹で上がったそうです。
 自動販売機には間引き大根やフェンネルの葉が入っていて、いそいそと求めてきました。なんだか自慢しているようで、申し訳ありません。この世の中、一つぐらいいいことがありませんと、嫌なお話ばかりですものね。
 久しぶりに新国立のオペラのチケットを買いました。「オルフェオとエウリディーチェ」は、マドリッドでフローレスのオルフェオを聴いたので、迷った末ですが。

kikukoさま
いいですねえ、掘りたてのタケノコ、さぞ新鮮なのでしょう。今年はほんと、ツイてなくて自分の鼻が悪くなったのかと思うほどでしたが、きょう、煮物名人のシルバーさんが、タケノコゆでてきました、とまさしく香り十分のをプレゼントしてくれました。
フェンネルの葉もおうらやましく、思います。フィノッキオの葉ですよね。

「オルフェオ…」にはいらっしゃるだろう、と思っていました。私はいま、「魔笛」をどうしようか、と迷っています。

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