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2022年3月21日 (月)

古いものが愛おしい

十年ぐらい好んで履いていたワインカラーのブーツが、色も落ちたところがあり、靴底もくずれてきたので捨てるしかないかな、と気落ちしていた。

雪が谷に「リペアーズ」という靴の修繕を主にしている店を見つけて、相談してみた。底を張り替えるだけで、一万円以上もすると聞いて、予算オーバーなので、あきらめようか、と思ったとき、その男性が言った。靴の皮って、捨てようと思うくらいの年月が経ったときに、よくなってくるんですよね、ええっつ?

その言葉に考えが変わった。これと同じカラーの靴を見つけるのはむずかしいだろう、それに今のわたしは店を探して歩き回る気力も欠けている。修繕費用、13000円、修繕し終わったらまた十年は履けるというのを聞いて、元はとれると思ったし、およそ一か月を要する、ということはかなり念の入った仕事なのだろうと想像できた。支払いが先、不安もあったが、期待も大きく、じっと待った。

仕上がりは期待以上、色あせも消えており、履き心地はまえよりいいくらい、満足した。ワインカラーは、何の色の服装にも足元を飾る華やぎがある。生き返った靴、新品を買ったときより、うれしい日々である。

Kimg0589

 

アンティーク風のコーヒー沸かしは、今から53年まえ、イリノイ州エヴァンストン市に住みはじめてすぐ、中心街のしゃれた雑貨屋で買い求めた。帰国してからは、ガラスの飾り棚の中、目立つところに、入れたまま。

コーヒーマシンは使い果たして、どれも気に入らず、自分用なら、一人分ずつの簡易包装のもので済まして、沢山入れるということはしなくなっていた。

でも朝のうちにコーヒーを多めにつくっておきたいと、近頃になって思うようになり、思い立ってこの骨董品を使ってみたら、これがじつにぴったり役立つということを改めて発見。お湯が沸騰し、コーヒー色に変わるのがガラスのつまみに透けて見えてくるのがうれしい。

ちょうどいい味のコーヒーができあがる。これも満足である。

再訪したエヴァンストンでは、あの雑貨屋さんはとっくになくなって、街の雰囲気も変わってしまっていたのだが、でもあの、初めてアメリカ中西部のメインストリートをそぞろあるいたときの、興奮を、わたしは今も忘れられないのである。Kimg0587

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コメント

お気に入りの靴が甦ったのは、嬉しいことですね。お気に入りのものを処分するのは、心痛むし、残念な気持ちになります。修理代を支払っても長持ちさせて楽しめるのが良いですね。今は良い修理をしてくれるお店が無いので、その店は貴重な存在です。私もお気に入りのハンドバッグを近所の修理屋に角の色落ちしたところを直して貰いましたが、かなりの高額でした。まだ使っています。今日は、真冬に逆戻りしたような寒さなので、予定を全てキャンセルして家に籠っています。夜のチェンバロの演奏会も諦めています。気候が不安定なので、ご自愛ください。

いい色合いのブーツですね。 靴の皮って捨てるころになってよくなるって、けだし名言。 
柔らかく足になじんでいそうで、いい味だしていますね。
このブーツは 編み上げですが、ファスナー付きでもあるようですね。 
私は若いころはブーツをよくはきましたが、いつの頃からか足がつりやすくなって、つま先を伸ばして試し履きをしているうちに足がおかしくなってしまって、それ以来寒くても冬も普通のパンプスです。
これなら足入れも楽そうですね。
ワインレッドと言う色も派手過ぎずお洒落で 素敵です。
コートやスカートと合わせたお写真も拝見したいです。

バッグは私もロエベの古いバッグに内ポケットをつけてもらったことがあります。高くておどろきましたが、便利に使えるようになり、20年ぐらいまえのものを、まだコンサートのときだけ、使うということをしています。
靴は、今回初めてでしたが、店も繁盛しているらしく、私のよりずっと上等の靴の依頼品がずらり並んでいました。職人のひとがとても丁寧に診てくれて、こちらの依頼の内容をしっかり受けてくれて、好感がもてました。
ちかごろ、古いものを珍重する、という傾向もあるようですね。テレビのスイッチインタビューという番組に出演していた、吉田克幸というひとの藍色の古い生地を更生デザインしたジャケットに見とれtました。

ykさまにほめていただけるとは、うれしいです。
おっしゃる通り、ファスナーつきで、実にぴたりと足がおさまるはき心地なのです。
きょうも東京文化会館のコンサートにはいて出かけたのですが、一度も足のことを考えたことがないほどの、ピッタリ具合で、確かに皮は十年たつと、一層よくなるものだと実感しました。
でもパンプスをまだおはきになっている若さを維持していらっしゃるのはうらやましいです。
靴箱の中に大昔に、気に入ってはいていたパンプス見つけましたが、捨てられませんでした。もうはけないのに、懐かしさが愛おしいのです。
寒かったので、セーターに手編みのヴェスト、ダウンの半コートに、ユニクロのパンツ、そしてこのブーツをはいて出かけたら、コンサート用のおしゃれで固めた友人二人に出遭って、食事をすることになってしまったのですが、ちょっと恥ずかしいような気持ちになりました。

履き心地良さそうな素敵な色のブーツで
上野までお出かけになったのですね。

コンサートを楽しまれてうらやましいです。私は音楽はとんとわからず
きっと良い聴覚に恵まれなかったと思っています。

でも 美術館は大好き、学生時代は国立博物館で実習に通いました
50年以上昔の話ですけどね、、、、楽しい思い出です。

sizuさま
古い靴をほめてくださり、ありがとうございます。
3月18日から4月19日まで上野公園で東京・春・音楽祭が開かれていまして、あなたのお好きな美術館や博物館を会場にして音楽が演奏されます。
例えば3月30日は東京都美術館講堂でフェルメールと17世紀オランダ絵画展記念コンサートが開かれます。国立博物館や上野の森展示室でもいろいろなプログラムが組まれていて興味深いですよ。ぜひどれかいらっしゃったら?とお勧めいたします。

ワインカラーのブーツ 素敵ですね。
丁寧に履いてられることが伝わってきます。
私もワインカラーのブーツは大好きです。
コロナ禍がおさまりましたら、
ワインカラーのブーツを履いて京都へお遊びにおいでくださいね。
私も嵐山散歩を楽しんでいます。
そうそう、ご近所のお庭に爛漫のミモザの花をみつけました。
とてもとても美しいのでした。
ミモザ、大事にしてくださいね。
互いに佳き日々になりますように。

花さま
ご訪問ありがとうございます。あなたのブログも毎日更新されて、素晴らしいと思いながら拝読しています。
松尾大社なつかしいです。梅そば、おいしそうですね。

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