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2021年12月27日 (月)

「カムカムエヴリバディ」から始まる毎日

久しぶりの出色朝ドラである。

このドラマをより楽しく観るために、念入りに朝食をつくって、シリアルにヨーグルトとミルク、ハチミツを少々、またはお気に入りトーストパンにジャムも塗って、コーヒーと一緒に、テレビの前に座り、あと五分、あと二分、最後まで目を釘付けにしてドラマの中に入り込む。

岡山弁が楽しい、~じゃろ、は年寄り言葉だが、ドラマがほのかなユーモアに包まれるのはこの「じゃろ弁」があるからだ。

上白石さんは可愛く、美しく、英語の発音も完璧に最初のヒロインを演じ終えた。

勇が「るい?」と探して、二番目のヒロインがふりむいたとき、えっつ!!、なんと老けた18歳!、と思ったけど、もう演技者、深津絵里さんの世界は始まっている。毎日清純な美しさが、朝の雰囲気にピッタリ、違和感は消えた。

「るい編」に入るとき、勇の結婚、長男誕生、ずいぶんと省略があったけれど、作者は省略の天才である。どの部分を強調し、どの部分をいかに省略するか、でドラマの面白さが生きてくる。さすが、「ちりとてちん」の作者、あのとき、落語の世界をどれほど楽しんだか、あのドラマで活躍した二人の主演者の、わたしは今もフアンである。

ランドリーという職業を取り上げたのも、いい。我が家にも御用聞き、配達をしているランドリーが来てくれているが、少々値段は高めでも、わたしは、元気に配達してくれているランドリーの息子さんの彼を応援している。

それといつも最後をしめくくる、城田さんの語りがいい。英語の発音も言うことなし、語りがでしゃばらず、静かにしめくくる、このひと、これまで軽いイメージだったけれど、ドラマがいいと、隠れた才能開花、これほどの成長を見せるのか、と思ってしまう。

そして主題歌、歌手がゴスペル出身だとか、で歌詞が何を言ってるかよくわからず、ネットで調べてそれをデスクトップに貼り付けにして、毎日歌っている。なんとか全部覚えて鼻歌で歌いたい。聴けば聴くほど、いい曲だ。作詞、作曲者名を見たら、森山直太朗、さすが「さくら」のひと、今回のこれは、世界の今を語る何かがあって、胸に沁み込む。

 

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

私も、毎朝観ております。この15分に間に合うように朝の一連の身支度を終えて、朝食を頂きながらというのもばあば様と同じです。意外にも城田優の語りが落ち着いていて余韻のある終わりで好もしいですね。「アルデバラン」という歌も最初難しくて分かりにくかったのですが、歌詞が分かってみると良い曲だなと思うこの頃です。あの「ちりとてちん」は、視聴率が悪かったそうですが、私は好きでした。連れ合いの故郷の小浜が出てきたりして、ずっと楽しく観ていました。

aiaiさま
朝の十五分、人生の一部が巧みな表現方法で語られるドラマを見るというのは、とても充実した気分になれますね。あなたと同じ部分を共有しているというのは、大きな喜びです。

一般にはどんな感想があるのかと、検索してみると、視聴者は要求過剰だと、つくづく思うようなきびしい、というか、腹立たしいというようなものも、混じっていて、驚きます。

ともかく、わたしは『カーネーション』以来の傑作とさえ、思われてしまうのですが、どんな展開になるのでしょうね

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