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2021年11月 9日 (火)

ホームカミングデー

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これまで一年に一度は実施されていた、母校大学の卒業生のためのホームカミングデーはコロナ禍で延期となっていたのが、今年初めて、行事や食事会なしで、学長挨拶と、キャンパスツアーは実施されることになったと知り、わたしはふと思い立って、一人参加することにした。ツアーの最後に、本学出身で建築界のノーベル賞ともいわれるブリッカー賞を受賞した妹島和世さん設計の図書館が含まれていたからである

一週間前の、かなり間際の申し込みだったので、受付はもう締め切られていたのだけれど、そこはねばって、おそらく参加者の最年長で、最後のチャンスかもしれないから、と言って、がんばり、最終ツアーに一名空きがあるというところに入れてもらえた。

成瀬講堂での篠原学長挨拶は、ご自身も建築家で、高名な隈研吾氏夫人でもあることから、過去の建物、設計に関する学術的観点を、実にわかりやすく解き明かしてくださり、今後の母校にこれまでにない、新鮮な光が輝くこと、間違いなしという信頼感がふくらんだ。

学長の言葉に出てきた、過去の、統一感に欠けた建物、ゴシックやロマネスクが混在していたという、わたしの記憶の中で、近頃よくトイレを探して歩き回っている夢の中に必ず出てくる、学び舎が泉山館だったか、ショウケイ館だったか、その二棟はすでに消失しており、広い緑広がる校庭となって、左奥に、創立者の住居、成瀬邸が、漱石の小説に出てくるような明治時代の住宅を見事なまでに維持して、たたずんでいる。

低い生垣にアケビの実が二つ色づいていた。

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最近竣工を終えたばかりの百二十年館は妹島さんがグランドデザインも手掛けたというだけあって、ガラス戸にかこまれた教室と、眼下に広がるモダンな白とグリーンのパティオが目に鮮やか、国際的なイヴェントや学業の場として、作られたという説明に驚くばかりだった。

卒業後およそ六十年を経て、母校は多数の優秀な卒業生を輩出している住居学科出身の篠原学長、妹島女史の指導の下に、学業の場の理想像を現実にした。

図書館は白を基調としたワンルーム空間で、本選びと読書に無限の可能性を与えているのが伝わってくる。

ここはまた、コロナが収まって卒業生の入室も許可されるようになったら、ぜひ、再訪したいという希望につながった。

帰りは鬼子母神近くの副都心線の駅まで歩いたので、この日の歩数は7500歩、自分が11年学んだ場所が美しい変身を遂げていたのに満足したせいか、それほどの疲れも感じずに帰宅することができた。

 

 

 

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コメント

思わず、なんてお元気!
と拍手してしまいました。

好奇心旺盛でどこへでも神出鬼没と現れるばぁばさま。
その行動力には目を見張るものがあります。
頭の中は一体どういう構造をしていらっしゃるのかと
思わずにはいられません。
きっといろんな思いであふれていらっしゃるのでしょうね。
そしてその思いを一つずつ着実にクリアーなさっている。

膀胱炎で苦しみ、それが解消すると、すわスイミング。
ショパンコンクールに熱狂したかと思えば
ちょっと感傷的になったりもされる。
そしてその合間に観劇やテレビ鑑賞。
しかもその感想が的確ときてる。
温泉ひとり旅も計画なさってるとか。

ホントにばぁばさまなの?

ここを訪れるたびに私も見習わなくては、
私も頑張ろうと意を新たにします。

明るくて開放的な図書館、
どこぞのリゾートホテルと思わせるようなパティオ。
最近の大学生が羨ましくもあります。

でも折角の素晴らしい施設もコロナ禍の下にあっては
思う存分活用出来ないのでは。
そう思うと学生さんたちがちょっと可哀そうになりました。

それにしても7500歩とは恐れ入りました。
これからもずっとお元気でいらしてくださいね。

お次は何が飛び出すのか本当に目が離せないブログです。


身に余るお言葉頂戴しましたが、実像は、好奇心が強く、気が多いというだけで、まだなんとか体力がもっているあいだに、なすべきことをしてみたいと、生き急いでいるだけです。
リゾートホテルと思わせるようなパティオ、そうなんです。低層棟の屋上には、イングリッシュガーデンのような屋上庭園まであるんですよ。ちょっと恵まれすぎで、それに叶うような学生であれ、と,いうひそかな期待に、疲れることもあるのではないか、などと混然とした環境に育ったものとしては、思わずにはいられませんでした。
共学大学の人気が圧倒する時代、女子大もがんばらねば、というその意気は十分に伝わってきましたけれど…

妹島和世さんのこと。
プリツカー賞を受賞され時に男性かと思っていました。日本人でも何人か目だったんですよね。家政学部には設計科もあったのですね。世界に名だたる建築家、すばらしいですね。
写真のガラス張りの百二十年館を拝見して、女子大学の穏やかなたたずまいの中にぴったりだと思いました。
女子大学の雰囲気って独特ですよね。我が母校もレーモンド設計の礼拝堂があり、暮れに新・美の巨人で放送されました。
客観的にみるとこんなに美しい環境で学んでいたのだと感慨を深くしました。
久しぶりに見るキャンパスにゆったりとした空気を感じ、ばぁば様の写真と同じような感じを受けちょっとコメントしたくなりました。

ちゃぐままさま
設計科ではなく、住居学科と称します。現在母校の一番人気学科とのことです。
ここの卒業生はアーティストの素質を持った人が多く、イラストレーターや、画家、版画家など、一年に一度銀座で、「すみの会」と称する黒を基調とする作品展が開かれますが、前衛的書道あり、墨絵あり、切り絵あり、版画あり、いつも目を見張るばかりです。

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