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2021年10月22日 (金)

ショパンコンクールの優勝者に驚愕

今朝の朝日新聞の記述を借りると、今回は「オンライン配信され、世界中に「観客」と「審査員」が生まれた」とあるが、正しく、にわか観客と審査員のワクワク状況でGoogleとYouTubeを何度も行き来してクリックを繰り返していた。

反田さんと小林さんの演奏は聴き逃すことはなかったが、目疲れと耳疲れで、この二人の演奏順から遠いひとまでは聴かずに終わっていた。反田さんと小林さんは間違いなく、入賞はするだろう、でも優勝者はべつにいるかもしれない、それを確かめるほどの気力はないまま、発表を聴いた。

ダン・タイソンの愛弟子、ブルース・シャオユ・リウという優勝者の演奏を、ファイナルから逆に聴き返して、驚愕した。ほかのだれとも違う弾き方、〆の音がすべて、そうあるべきという音で説得してくれている。

客席は審査員同様、正しい判断で、スタンディングオベーションはこれまでで、一番多かった。

三次予選の選曲がスゴい!ラストに、これまでだれも弾かなかった、ヴァリエーション、ドン・ジョヴァンニの「お手をどうぞ」のテーマの変奏曲を弾いたのだ。あのだれもが口ずさまずにはいられない、優美なテーマをショパンは縦横に美しい和音で変じてみせる。酔いしれたのはわたしだけではない、聴衆のゴォ~っという歓声がひびいた。

今回のコンクールは甲乙つけがたい精鋭ぞろいだったが、やはり突出した人は存在していた。

予定をはるかに過ぎた長い審査だったが、たずさわった人々の耳はそれを聴き逃さなかったことに深く納得した。

 

 

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コメント

日本人コンテスタント以外の方の演奏を全て聴くのは無理なので、話題になってた人を少々聴いただけでは、分かりませんでした。1位と聞いてからBruce Liuさんの演奏を聴きました。とても素晴らしかったです。悲しいかな私の耳では、どの点が突出しているのかが、判断できません。さすが、ばあば様、的確なご意見ありがとうございます。今回は、YouTube で楽しませて頂きました。本当に楽しい1週間でした。

愉しくも、忙しく、疲れた一週間でした。
最初に、優勝候補と言われてひとをチェックしていれば、Bruceさんを聴きのがすことはなかったのに、と今になって思うのですが、逆に、あとからチェックしたからこそ、新鮮で、これはやはり、ほかと違うという点がはっきりしたという部分もあります。

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