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2021年8月 5日 (木)

尾籠な病

恐れていたことではあったが、都内の病院の受け入れ状況は困難を極めてきている。今病気になったら、悲惨な結果となる。元気でいなければならない。

そんなとき、思っても見ないことが起きた。

 

あの婦人泌尿器科の診察のあと、三日目に夫の検診につきそって近くのかかりつけ内科に行ったとき、念のために自分の尿検査をしてもらったら、思いがけず、かなりの悪い数字が出たのである。クラビットはあります、と言ったら、もっと強い薬でなければこの菌は死なない、と珍しく強い口調で医師が言った。元町のクリニックに行った経過も報告した上なのだが、それはそれで、診療を尊重したものの、この事態は深刻だという、意思が伝わった。

処方された薬はパクタという、飲み込むのがやっと、というほどの大きな錠剤で、しかもそれを一日二錠ずつ、二度ものまねばならない。薬はのむのが苦手、こんな苦しそうなものとても無理、と思い、ともかく、元町のクリニックに電話してみた。折り返し、あのときの医師が電話をしてきてくれて、パクタではなく、クラビットを飲み続けることで大丈夫、と断言し、追加を宅急便で送ってくれることになった。

まずは、安心したのだが、どうも、下半身の具合がよくない。いつも何か重苦しく、熱をおびているような不快感を感じる。トイレも近い、残尿感も大きい。

排泄に関する不都合は、毎日数度以上のことだから、切実である。

 

今年になってから、何度も思いがけない身体の不調を経験した。初めてやがて命が終わるときのことを、身近に感じた。

 

普通ならクラビッドを三日も服用すれば、症状は全くなくなるのに、そうならない苛立ちを抱えつつ、先週の土曜日、もう一度内科に出かけて尿検査をしてもらった。結果は×

先生の指示を守らずクラビットなんかに頼っていたのに、医師は、婦人泌尿器科を尊重する気持ちはわかると言ってくれて、でもあの巨大錠剤をしっかり四日分のむように、命じた。近頃の菌はすごく強くなっているということも知らされた。

もう、迷わなかった。言われたとおりにしよう。錠剤を服用しながら、身体のあの部分に全神経を集中していた。元町クリニックの医師からの電話はもうなかった。超多忙の医師なのである。

身体をやすめることを十分にしなければならないので、買い物にも出ず、夫が引き受けてくれたりもした。

首うなだれているわたしに、夫が言った。83という年齢はいろいろ悪いところが出てくる、85になると、それも、それなりにおさまる。

じゃ、あなたの89歳は?と訊くと、もうヨレヨレさ、とオバケの恰好をしてみせて笑った。

人生の先輩がまだそばにいてくれるのを感謝しなければ、と思った。

 

服用後、四日目、不思議なくらい、不快感が去って、いつものわたしになっていた。

 

 

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心と体」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!
私も一昔以上前には(多分同じだと思われる病気)結構その症状に
苦しめられた経験があります。 
私の場合は、あっ! っと気づいたら待ったなしで
ドンドンひどくなるので、手元に予備の薬をいつも持っていました。
幸いなことに、近年はまったくのご無沙汰です。
抗生剤も、それ用の強い物をたしか・・・1週間服用したように思います。
憂鬱なお気持ち、よ~くわかりますよ。
無理なさらずに、しっかり治してくださいませ。

もう10年以上前ですが、同じ症状に頻繁に悩んだことがあります。そのころお世話になっていた老医師は、「また症状が・・・」と告げると、検査もしないでクラビットをくださるだけでした。思い切って別の医師にかかりましたら、検査をして、白血球の数値が多いと言われ、別の薬剤を処方してくださって、それ以来、再発はありません。そのとき言われたのは、クラビットは耐性菌が多い、それは処方した薬を飲み切らずに、症状が収まると服薬をやめるからだ、ということでした。鎮痛剤の類は症状が収まればやめてもいいが、抗生剤は飲み切らないと耐性菌ができやすいというご意見です。お薬の名前は覚えていませんが、悩みからは解放されました。とても不快ですから、一日も早いご快癒を祈ります。

ばあば様、不快な症状が治まって良かったです。残尿感や言葉にできないシンとした痛みは、不安になるものですね。私は、今のところ残尿感はありませんが、1年ほど前に前身の湿疹に悩まされたときに、女性器の辺りまで痒みと痛みが生じて困りました。抗生物質と塗り薬で治まって、今のところ再発していません。年とともにあちこち不具合が生じて、これが高齢化というものかと実感しています。でも、ばあば様は、人生の先輩がすぐ傍にいらっしゃるので、心強いと存じます。どうぞお大事に。

tomokoさま、kikukoさま、aiaiさま
お三方とも、ご経験をお話くださいました。どれほど、励まされたことでしょう。

婦人科、または婦人泌尿器科関連のトラブルは、自分だけで落ち込むことが激しく、つらいです。元町のクリニックに行ったとき、15人以上もの、六十代から八十代と見かける患者さんたちが、沈黙のなか、長い待ち時間に耐えていて、その人数に驚きました。

友人と話しても、すぐには話題にするのも、勇気がいり、、躊躇しますし、私は経験ないわ、などと言われると、自分だけがあわれに思われ、どうしてわたしだけが、こんなに、、とますます落ち込むので、この一か月はコロナ禍でもあり、これでひどくなって生命にかかわってきては、と、食欲も減りました。

今はおさまってはおりますが何度もくりかえすという間質性という、タチの悪い種類だったらどうしよう、とおびえたりしております。
コメントを下さるという、おやさしいお気持ち、本当に感謝いたします。、

クリニックの受け入れ困難な時に体調を壊されてどんなに不安だったことでしょう。
この症状は待ったなし、進行も早く、あの不快感とつんと来る痛みには恐怖感があります。
それも休日の、クリニックが休みの時に限って起こりやすい・・・。

私も、お守りにと内科で抗生物質を出してもらっており、3日間ほど飲み症状がおさまりそのままにしていました。こちらの記事を読みながら、自分勝手な飲み方に不安がでました。

コメントをされている方の内容がとても参考になります。
ばぁば様も今のところは治まっておられるご様子、それがずっと続くことを祈っております。
私は夜更かししたり、疲れた時に出やすいので気を付けるようにしています。

ちゃぐままさま
ご経験を語ってくださり、ありがとうございました。うれしかったです。
あなたのお料理にはいつも感心させられます。一汁数采ですね。見上げた主婦ぶりでいらっしゃる。

ミチクサ先生の記事も注目していました。日経をやめたかったのですが、あの小説が終わるまで、と読み続けていました。漱石のロンドン留学時代の真相を語ってくれた得難い小説でした。会話が真に迫っていて、過去の人物が生き返ってしゃべっているようでしたね。

主婦の仕事は限りがありません。優等生主婦のちゃぐままさん、どうぞご自愛を、とお祈りいたします。

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