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2021年6月20日 (日)

こだわりの赤い針が…2.

外が暗くなっているのに、ダイニングの掛け時計が六時で止まっているのに気づいて、電池が切れているとわかった。

電池を替えるのはいつも夫の役目、でも今の彼にできるだろうか。

この数日、外に出るのがシンドイと言って、籠っている。

でもこれまでの十年以上、あのドライブ以後、レトロ掛け時計を動かすことに成功した一部始終を共有してくれているのは彼しかいない。

二階に上がってドアをノックする。

電池を替えてみよう、と彼は言った。

時計を抱きかかえるようにして慎重にはずす。電池がなかなか外れない、と言って格闘しているので、イタリア製の細いドライバーを手渡す。

しばらく任せて、私は自室にいて、戻ってきたら、時計は壁の元の位置におさまっていた。

長針は動いている。でも短針が動かない、気づいたのはしばらく後。

もう一度、夫を呼ぶ。触ってみると短針はぶらぶらしていて、取れそう。そこで気づいた。

貼り付けてあった、赤い針がない!!

もしや、下に落ちているのではないかと探したけれども、見つからなかった。

 

もう一度、奇跡は起こらないかと、ネットで掛け時計の修理を検索した。掛け時計、柱時計修理相談室、と言う項目があったので、電話してみた。

くわしいことは実物を見ないとわからないが、修理費用は最低15000円から、という回答だった。検索している途中、掛け時計のリストが並んでいて、修理費用の三分の一ぐらいで、とてもしゃれた、北欧時計があるのが記憶に残った。

 

夫は言う。装飾品としてぶら下げておけばいいじゃないか。

でも料理しながら、目がいくのはあの時計の場所なのだ。正確な時間を知りたい、生きている証として。

 

短針がブラブラしていて、長針だけがかろうじて動く、なんだか私たち夫婦の状況を象徴しているみたいで、哀しい。しかもこだわりの赤い針は、紛失してしまった。

 

アメリカのレトロ掛け時計は、役目を終えたのだ…

 

午後、一年ぶりぐらい、目黒のニトリに出かけた。キッチン用品、まな板と三角コーナーを買い替え、コードレスアイロン、布団カバーなど購入。

帰宅して、移動スーパーで買った五等級の牛肉で牛丼をつくる。付け合わせはキュウリと春雨の和えもの、買い物がうまくいったので、さほど疲れなかった。

気分も変わった。

今は時計を買い替えるほうに気持ちが移行しつつある。

 

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