ソーイングビー(16)(17)
ソーイングビー(16)の子供服リメイク、生地は薄物、花嫁付添人のドレス、なので、ほとんどが女の子のドレスだったが、ジスレーンだけがスポーティな上下、アップリケも効果的で一位を獲得。彼女が制限時間に仕上げる力が弱いことをさらしてしまっているので、遠からず落伍するのを、審査員二人は見抜いていての、この栄誉だったのかも、と思ったりもした。ともかくこのコンテストは、時間内に仕上げることが必須条件、しかもどんな小さいミスをも見抜く目に追いかけられるプレッシャーがつきものである。
さて、子供服のマント、このマントと言う用語が気になって、吹替でなく、音声変換して英語のほうを聴いてみてやっぱり…、ケープが正しい用語、マントは仏語からくるもので、もっと長い中世の怪人などがひるがえしながら、まとうようなものを示す。NHKはこういうときこそ、正しい原語を使用するべきだと思う。
今回、多少の誤差はあっても、ほとんどのメンバーが愛らしく、スマートな仕上がりを見せた。入賞は逸したけれど、ジョシュのチェックのケープは個人的には好みだった。
アンジェリンは一位を二度も獲得しているけれど、ビリもある。
いまのところ安定しているのはシャーロットと、ジェイミー、そして五十年もソーイングをしている七十代のジョイスは突出してはいないが、次のランジェリーで最高傑作を披露することになるツワモノ、決勝戦にだれが残るか、楽しみである。
ランジェリーでは、歴史が写真入りで紹介されて、一段と興味が増した。解説に登場した社会史学者の、ローズマリー・ホーソーン女史の美しさにみとれた。吹き替えの声がもったいぶった、くせのある声だったが、英語に切り替えてみると、抑制のきいた美しい声、クイーンズイングリッシュに聴きほれた。NHKはなんでも吹き替えにしてしまうけれど、こういうときこそ、原語を聴かせてほしい。シャツの下にパールのネックレスをさりげなく見せている、イギリスならではおしゃれが好ましい。
ソーイングビーは歴史や、逸話、コンテスタントたちの私生活なども実に巧みに配合してエンターテインメント性の面白さをいやがうえにも高めているところがスゴイと思う。
« ミートパイができるまで | トップページ | 掃除革命1、 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「カムカム…」終わる(2022.04.08)
- 「カムカムエヴリバディ」から始まる毎日(2021.12.27)
- ネットフリックス、わたしの今、イチオシ、イッキ観の作品(2021.09.02)
- 『時の面影』から『ホワイト・クロウ、伝説のダンサー』へ(2021.08.11)
- ソーイングビー(3)決勝戦1(2021.07.09)
コメント