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2020年12月18日 (金)

ソーイングビー(15)ドラマをしのぐ面白さ

ソーイングビー、バーモンジーでの参加者たちの挑戦は、この三回目でまさに佳境に入った。誰にでも得意、不得意はあるが、小さい作品が大きいものより楽とは限らない、それが明確に表れた今回の課題は子供服ロンパース、それにしても子供服の歴史、昔の乳児期のスワドリングという布を巻きつけるだけ様式が、スケルトンスーツと呼ばれるものに変わったという映像の歴史はまさに初めて知るもので興味深かった。

 

挑戦者たちの家族があらわれて、彼らの「洋裁生活」にどのように接しているかも、まるで物語の一場面のようで、目を惹かれた。

今回の優勝者の第一候補と、わたしは見込んでいるシャーロットのご主人が、「彼女は糸と共に人生を歩んでいる」と語ったのが印象深かった。

 

わたしは彼らの「洋裁生活」と書いたが、NHKの「裁縫」という用語に疑問を感じる。縫いものには和裁と洋裁があって、ミシンを使う縫物は欧米から入ってきたもので、私の知るところでは洋裁と称していた。縫いものを総じて裁縫と称したいのかもしれないが、裁縫と言う言葉を聴くと、かつて昔の小学校の家庭科の中の縫物の初歩、運針と呼ばれる裁縫技術の基本を思い出してしまう。

花嫁修業の一つ、縫うことを習いにいくときも、洋裁教室にいく、と言っていた。

いまこんなモダンな番組のソーイングの訳語を裁縫と呼ぶのはちょっと、と思ってしまうのだが…

 

イギリスはいま、洋裁ブームで、いろいろなグッズが出回っているらしい。中でも興味を引いたのは、待ち針を使わず、生地を裁断するという新様式、金属の重石やお手玉みたいな置物もある。ロータリーカッターという裁断用具も、もっとじっくり見てみたいと思った。Img_2779

 

優勝したシャーロットでさえ、最後のスナップボタン付けは力を振り絞って、Img_2781-2 という映像が残っている。パトリックもどんな小さいミスも見逃さないエズメ女史も、「まちがいなしの一級品」とほめたたえていた。Img_2784

ほかの挑戦者たちで子供のいない人、子供服を縫ったことがないひとには、不利な課題だったかもしれないが、四角い穴に丸いマチをはめこんだり、さぞむずかしかっただろうな、と推察する。

そうでなければ、ジスレーンの悲劇、彼女がこれほどメチャクチャな混乱ぶりをさらすことはなかっただろう。

洋裁歴十年の前回の課題の一位、アンジェリンでさえ、今回はビリから二番目、いや、ロンパースなんて、難題を見つけてくるこの審査員二人の一筋縄ではいかに、クォリティーの高さに、次はどうなるという興味はいやがうえにも高まるのである。

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