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2020年12月13日 (日)

結婚は仕事…

今日の夕飯に、一年ぶりぐらいであろうか、本当にひさしぶりに、ひき肉とポテトのコロッケをつくった。

じゃがいもは、三個、夫に頼んでレンジでゆで、牛乳も少々加えて、マッシュにするところまでしてもらった。

あとは玉ねぎみじんと牛ひき肉をいため、塩コショー、庭のパセリみじんもポテトのマッシュに混ぜ、俵型のコロッケをつくる。七個だけなので、小型のフライパンで危なげなくきれいなきつね色に揚げることができた。

キャベツの葉三枚に濃い緑のフリルレタスの葉をくるみ、細い千切りにして、水に放ち、付け合わせにする。味噌汁はナスを薄切りにして入れ、麹味噌と麦みそのさっぱり味に。

ごはんはコクうま炊きにして、京都大原の「しば久」のしそふりかけをかけて、食べた夕飯はほっぺたが落ちるぐらい、おいしかった。夫も「いや、きょうのは特別美味いよ」と相好をくずした。

ジャガイモマッシュができていたから、かなり手順が楽だったが、手製のコロッケは決して簡単な料理ではない。久しぶりでも、料理の腕が落ちていなかったのは、頻度的に、一番多いおかずであったから、マッシュの混ぜ具合、揚げ時間の図り具合などを、誤ることなく記憶がよみがえったせいだろう。

夫とはもう58年も一緒に暮らしているのだ。コロナが本格化してからの半年以上、毎日の食事に頭をかかえたこともあるが、このところ、ようやく、苦痛ではなく、楽に献立がたてられ、あまり失敗もしなくなったように思う。

 

昨日録画しておいたNHKBSの世界のドキュメンタリーで、『アガサ・クリスティーの世界』を観た。クリスティー女史の肉声を聴けて感動した。「女性にとって結婚は仕事です」と言う言葉が忘れられない。”仕事”にoccupation(職業の意もある)という言葉を使っていた。

長い結婚生活で、手料理を上手にこなすのは並大抵のことではない。失敗も重ねて、成功したときの喜びは大きい。

クリスティー女史の頃の英国では、中流以上の家庭では料理、掃除などは、家政婦がするものと決まっていたようだ。ミス・マープルの牧師館の殺人には、その家政婦の料理が下手で、朝食の楽しさが半減してしまうのを愚痴る場面がでてくるし、パディントン発…の殺人事件には、ミス・マープルの遠縁の女性が、だれもが来てほしがる引く手あまたの辣腕の家政婦と言う役で登場する。

クリスティー女史は巧みに家事をすることが、どれほど家庭で大切かを、ミステリーを通して、具体的に悟らせてくれていたように思う。そういう会話や、場面設定が巧みであるからこそ、全66冊の彼女の作品は、いまなお聖書とシェクスピアに次ぐベストセラーの地位を保っているのであろう。

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コメント

そうかあ~
巧みに家事をすることが、どれほど家庭で大切か<<
考えたことなかったわ~。
女に生まれ結婚したら家事をこなすことを
当たり前に考えていました。
結婚式の朝 父から
今日からお前が家の光になるのだ・・の言葉をもらいました。
仕事を持ち双子を育て母に助けられ、幸せだったと思います。
厚生大臣賞を頂いたときも、母から言われました。
1人の力ではない、多くの人に助けられての受賞だということを
忘れてはいけない・・・と。
もう一度自分を見つめなおす機会をありがとうございました。

ばあば様のお手製のコロッケ、美味しそうです。食べてみたいです。この頃すっかり自分では作らなくなっています。ご主人がポテトのマッシュを作ってくださるのが羨ましいですね。昔、母がよく作ってくれました。明治生まれの母は、モダンな料理にも挑戦していました。NHKの料理番組を観て、すぐに試していました。懐かしいです。確かにクリスティーの作品には、あの当時の家庭生活の様子が描かれています。家事の細部は家政婦や料理人に任せるにしても、その管理能力が問われます。大事なことです。クリスティーの作品の魅力は、しっかりとした人間観察と洞察力からくるものでしょう。

おばさんさま
ご立派なお父さまだったのですね。「家の光」なんといういい表現でしょう。
昔はそうだったのです。でもいまはおかあさんがほとんど働いている、疲れている、子供たちはそういう母のことを、小さい心一杯に気遣っている、大変な時代です。
先日「たべる生活」という群ようこさんの本を読んでいたら、インスタントと冷凍食品で育っている、シングルマザーのお子さんが、休みの日、ちょうど昼食がかかる時間に遊びにきて、そこのうちでごちそうになり、ガツガツと手作りの料理を平らげるということを、友人のうちに順番でしていて、問題になっているという、逸話を知り、胸がふさがる思いをしました。

aiaiさま
昔、コロッケの歌というのがありましたが、不思議なことに、コロッケはほとんどすべての男性の好物です。しかもホームメイドは絶対に、売っているコロッケとは味が違う、中身と揚げ方に、心があらわれるのです。
あなたのおっしゃる通り、家事を人に頼むと管理能力が問われますね。ダウントンアビーの貴族の館の、あの使用人たちを管理する主たちの苦労、あれは物語ですが、現代では、家事手伝いの仕事を誠意をもって、有能な働き方をしてくれるひとを見つけるのはかなり大変、見つかったとしても、その人とずっといい関係を保つのも、難しいという世の中です。家事を手伝ってくれるひとが来る前の日は、その人が働きやすいように、自分のときよりずっと真剣に気を使ってしまう、それが疲れるので、人を頼まない、という人もいます。ともかく自分で好きなようにやるのが一番気兼ねなくいいのですが、
細かい汚れまで取り除く家事は身体機能が十分でないと、大変、それをつくづく感じるこのごろです。、

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