よくぞ、よくぞ、のヘブンリーブルー
九月の半ばに買った、ヘブンリーブルーの苗。育つのは順調だったが、いつまで経っても蕾がつかず、つるばかり伸びて、半ばあきらめかけていた。
十一月に入ってから、葉っぱとは異なる形のものがつきはじめ、もしや、と祈るような気持ちで毎日みつめていた。
それからは、ぐんぐん大きくなってきて、やっぱり蕾と認識できるまでになって、暖かい日が続いたきょう、それは早朝ついに淡いブルーの大輪の開花を見せてくれた。
ああ~よくぞ! 感動の一瞬であった。
園芸系の相談相手、朝顔名人の友人も、ダメかもね、と否定的な言葉、肥料を買った園芸店の主人も、ちょっと遅すぎますよ、もう咲かないでしょう、ときっぱり言われてしまっていたのだ。
それでも、順調につるを伸ばし始めてから、我が家にあったプラスティック製の支柱と竹製の支柱二本で支えようとしたら、なんと、わざわざ向きを変えてまで竹製を選んで巻きはじめたので、驚いた。もしかしてすごく利口な苗なのかも?
水をやり、ハイポネックスをうすめたのを時々与え、なおも竹製の支柱を追加、一メートル以上ぐんぐん伸びて、支柱などはいらない、自然の咲き場所があるんだから、とばかりに背後のモッコウバラの中に入り込んで、二メートル幅ぐらいを占領して、まだつるを伸ばそうとする元気さ、を見せていた。
植物は信じられないほどの成長を顕示し、究極の花を見せてくれ、とかく否定的な考えに陥りがちで、気弱になりそうな、今この時期に勇気をくれたのである。
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けなげな朝顔に感動しました。
青い花は、紅葉を見慣れた目には新鮮です。
ここ数日、晩秋というのに夏日のような暖かさです。
咲いた朝顔もびっくりしているかもしれませんね。
蕾もたくさんついているようにみえるのでこれからが楽しみですね。
お家のお花たち。
楽しみにしていますので時々、みせてくださいね。
投稿: 花 | 2020年11月20日 (金) 09時06分
花さま
十一月の、この思いがけない暖の戻りは、朝顔に、幸いをもたらしました。
毎日一つずつでしたが、明日は三つぐらい咲きそうです。
そちらの紅葉情報も、見とれております。
でも、心なしか、去年のほうが、色彩に力がみなぎっていたような気がします。
観光客が少なめの京都、本来の麗しさを実感なさっているのでしょうね。
あなたの詩心が一段と冴えるのではないでしょうか。
、
投稿: ばぁば | 2020年11月20日 (金) 22時55分