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2020年10月24日 (土)

『エール』の長崎の鐘、感動シーン

NHK朝ドラはここ数年ずっと欠かさず観ていたが、今回の『エール』は個性派の主人公俳優二人が苦手でパスするつもりでいた。

 

ドラマ終盤に近く、何気なくチャンネルとひねったら、戦中、戦後の場面が今でも歌詞を覚えている歌謡曲と共にあらわれて、目が離せなくなった。

 

そして二日前の『長崎の鐘』のシーン、病床に横たわったままの,『永井博士役』のひと、いかにも重病らしく、やつれた表情だが、目が異様な力を放っている。力なげな声だが、その響きは聴く者の心をふるわす、「堕ちろ、堕ちろ、どん底まで…」のあのせりふ、誰なんだ、この俳優? キャスト場面をふっとばして観ているので、わからない、どうしても知りたくなって、録画をもう一度再生、あっつ、吉岡秀隆、『北の国から』の純ちゃんではないか、感動して、涙があふれそうになった。Img_2679

 

『北の国から』だけは夫と一緒に、二十年間見続けたドラマだった。私たち二人は趣味や食べ物の好みなど、ずいぶん違うところがあるけれど、このドラマの語る人生の価値観のようなものは、二人ともぴったり一致していたからである。あのちょっと気負って、です、ます調の大人っぽく、「な訳で…」などの口癖で話す純。

声が独特、ちょっと力なげな口調に感じるけど、ほかにない個性に惹きつけられていた。

 

これほどに成長するとは…胸が熱くなっていた。私たちの人生も重なる、あれから数十年、あのときの純は、今中年、「永井博士」の役をこれほど、ぴったりのイメージで演じきるとは、彼自身も、俳優人生の輝く渾身の演技であったと、想像できた。

 

『長崎の鐘』の歌も、歌える。短調から始まって、慰ぅさめ、励まし…で長調に転調する美しいメロディー、思わず、声を出して歌っていた。

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コメント

同じ思いでご覧になっていたとは、嬉しいです。
セリフの重みに、心打たれました。

おばさんさま
ご同感を、とりわけ、あなたに頂戴し、感激です。
あのころの歌謡曲は、関心があったというわけではないのに
歌詞もはっきり覚えているのは不思議です。

テーマの重さが適役のひとのこれ以上ない演技で、深みを増して伝わってきましたね。

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