スマホデビュー
わたしにはスマホは必要ない、と、子供たちも孫たちも言うのでそれをずっと信じていた。事実、スマホでみながやっているようなネット検索、品物の購入、ゲームなどは、画面の大きなパソコンでしているので、ガラ系の携帯電話は電話機能と短いメールぐらいしか利用していない。
このままでいい、と思っていた気持ちが変化したのは、頻繁に知らされる,ガラ系への電波が送られなくなる2026年の通知と、コロナ禍が始まったことによる。
思いがけない多すぎるくらいの自分時間のなか、今や外出先で必要とされるスマホ機能、を実感することも多くなっていた。新しいレストランや、映画館など娯楽施設、スマホ対応が普通になっているのを目撃するたびに、変えるなら今かもしれない、この有り余るほどの自分時間があるあいだに、面倒そうな、新しいメカ技術に挑戦しておいたほうがいいのではないか、と思いはじめたのだった。
同居している息子がAUなので、これまでのドコモから乗り換えることにして、息子からもOKをとった。
夏はじめ、毎日のようにリハビリに行く雪が谷のAUに立ちより、訊いてみると、まずはドコモから予約番号をとることから始まるのだが、今の時期は勧めない、乗り換えの費用がゼロになる十月以降がいい、というので、この十月いよいよ、始めようかと、出かけてみると、AUもドコモも満員で、予約番号も電話でしてほしい、と言われ、そのあと、乗り換え先のAUの予約をとるのがまた大ごとのようなので、また時期をずらそうかと、考えつつ、帰宅したのだった。
ところがその夜、めずらしく息子が私の部屋にやってきて、武蔵小杉北口のAUショップで私向きのスマホを見つけ、それがさらに安くなるようなクーポン二枚もとっておいたから、いっしょに行こうというのである。うれしさに舞い上がりそうになって、夜の7時だったが、ドコモのオペレーション・センターにTELし、予約番号をとり、翌々日の午後四時、息子がついていってくれて、無事、スマホへの乗り換えを終えたのであった。
息子が整えてくれたクーポンや値引きの条件がそろっていたので、機種の料金もほとんどかからず、月額もこれまでのガラ系とあまりかわらずにすむことになった。
各種手続き作業のおよそ二時間、肝心のか所の質問や、選択に関するアドヴァイスなど、息子にどれほど助けてもらったかしれない。「高齢者の場合、なるべくご家族の方がお付き添いください」という条文を読んで、つきそってくれたことは、あとでネットを調べてみてわかった。
普段は寡黙であっても肝心なときには頼りになる男であると、最近わたしの父親の中年の風貌にとみに似てきた彼の顔を見入りながら感謝したひとときであった。
« アクセス異変 | トップページ | 習うより慣れよなのだが… »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- ルータートラブル(2022.03.16)
- 個別接種の予約(2021.05.26)
- 予約当日、ああ…(2021.05.21)
- 映像つきオンラインデビュー(2020.12.02)
- よき知らせを感じさせるメールマーク(2020.10.28)
スマホデビューおめでとうございます。息子さん、とても頼りになりますね。ガラケーのときと月々の使用料が、あまり変わらないというのも良さそうです。やはり、スマホの方が、これからは便利だと思います。思い切って変えられて良かった。何と言っても自分一人では、心もとないことも息子、娘は頼りになります。何事もチャレンジですね。
投稿: aiai | 2020年10月 6日 (火) 14時09分
やはりスマホは便利ですね。在宅時はPCに頼っていますが、スマートウオッチのアプリを入れて、歩数や睡眠時間、心拍などの管理に使っています。10月1日に市が50%のプレミアム付商品券を売り出して、紙の商品券は6時から並んだ人しか買えませんでしたが、デジタルはスマホに登録するだけで買えました。3万円で4万000円の商品券が買えますから、ずいぶんお得です。
誰も助けてくれる人がいないので、羨ましいです。お幸せですね。
投稿: kikuko | 2020年10月 6日 (火) 18時36分
aiaiさま
ありがとうございます。
思い切って決意したのは、あなたのような優秀な若い友人から刺激を受けていたこともおおきな原因となっております。
メカに弱く、初めてのことへの挑戦はビビること多しですが、あせらず、すこしずつ習得しております。
投稿: ばぁば | 2020年10月 7日 (水) 08時53分
kikukoさま
niftyのことでは、これまでもずいぶん教えていただきましたね。niftyの24時間セキュリテイチェックは教えていただいて本当によかったです。これまで一度もパソコン上のおおきなトラブルなしでこられたのも、おかげさまだと思っています。
そちらはお助けになる方々がご立派に独立されていらっしゃる、こちらは、それがうらやましいです。
でもひとさまざま、それを達観できるのも、八十という歳でしょうか。
そちらのブログを拝見し、スマホも始め、なんだか、まだ人生、楽しみながら進められるような気がしてまいりました。
投稿: ばぁば | 2020年10月 7日 (水) 09時03分