過酷、難題続くソーイングビー(2)8
古いスーツのリメイクという課題。仕上がった作品が並んだところで驚いた。
スーツの色が全部違っている。リメイクを並べて評価する場合、色が異なると平等とは言えなくなるのでは?と首をかしげたくなった。
上位三位までを男性群が獲得。最年少ライアンは柄物の生地を選び、とても斬新なスタイルを選んでしまって、途中で、混乱し、泣きながら仕上げた。それだけに脇の部分の始末など、糸くずが残っていて、完璧さが阻害されているにもかかわらず、審査員は指摘もせず、思い切ったデザインをほめるばかり。
ローナは四位、マタニティドレスという、女性ならではのアイディアで、首と袖にジグザグテープをはさんで、装飾効果をあげていたが、それをほめる評価はなかった。
大体、女性審査員のメイ・マーティン女史は、パトリック審査員に追従するばかりで、縫い方の仕上げばかりを気にしていて、生地選びやデザインのセンスは指摘しない。女性はもっと女性を応援してしかるべきではなかろうか。
もっともYahooUKで検索してわかったのだが、彼女洋裁経験は豊かだがオーデイションで審査員に合格したひと、このシリーズも二年働いたあとで、交代させられている。
ニールのワンピースはスーツからワンピースと言う発想が異端ではあるが、縫い方が美しい、仕上げが完璧ということばかりが誉め言葉に言いつくされ、今回の審査なんだか片よってるな、と思ってしまう。そりゃ、陸軍で縫製専門だったら、それ、当りまえでしょう?
しかも最後の課題が過酷なほどの難題、なんと、キルトであった。
最低二十本のプリーツをつくる大仕事。重さも半端じゃない。要点は内側の土台をいかにして完璧にするか、そして再びニールが重さ、何するものぞ、の勢いを持続して一位となった。
これで彼の優勝はほぼ確実路線に。
ライアンは最後まで残りそう、と思ったのだが、仕事を泣きながらやったのが、損をしたかも。退陣となる。
残った男性群、二人のうち一人が加わるか、それともここにきて、あっけらかんと余裕で朗らかに、いい仕事を続けている、デボラが残るか、最後まで目がはなせなくなった。、
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