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2020年4月に作成された記事

2020年4月30日 (木)

おしゃれ短縮

若い友人の情報で、池上線の多くの駅そばにある格安美容院が便利と聞いた。ヘアマニュキアだけ、とか、カットだけとか、時間もかからず、清潔だし、空いているので、この時期向きだという。

雪谷駅そば、オオゼキ裏にそれを見つけ、月曜に出かけた。客はわたしひとり、ヘアマニュキアとカット、3580円、窓が開けてあり、換気も十分、雑誌の棚は☓印がついていて、棚も床もチリひとつなく、清潔。ベテランらしい男性にしてもらったが、手早で、必要最小限のサービス、マニュキア浸透の三十分、長く感じたけれど、退屈ではない。次の客、八十八歳の女性、カットをしてもらいながら、今の時期、子供たちのところに訪問することもなくなったという声が聞こえてくる。手早く仕上げられて、しっかりした足どりで去っていくのを見て、元気をもらった気がした。

ようやくシャンプー、仕上げは特にセットしません、ドライヤーでかわかすだけと言いながらも、いい形におさめてくれる。カットがよくできたせいだろう。

見違えるようです、などと言われるほど、自分でも半白髪のぼうぼうヘアー、マスク姿は冴えないルックスだったのを自覚していたから、うれしく、気持ちが高揚してきた。

 

この際、いっそ白髪にしてしまおうかと思ったりもしていた。でも自分は白という色が似合わないのを知っている。白髪にしてしまうとこれまでそろえた衣類が釣り合わなくなってしまう恐れもある。迷っていた二か月だったのだ。

 

これまでかわるがわる出かけていた美容院二軒、あるじはかなり自信過剰で、こちらが頼んでも、彼のいいと思っているセットに仕上げてしまって、帰宅してからまたやり直すということを繰り返していた。値段も高い、ヘアマニュキアだけでも、一軒のほうは11000円、もう一軒は7000円だった。丁寧すぎるくらいのシャンプー二度、カットが入ると三度にもなるし、時間も二時間以上、飲みもの、マッサージのサービスが入るが、今のこの時期は肝心なものだけでいい、短縮が何より。

 

夜、二歳年上のリッチな知り合いにご無沙汰のおわびの電話をした。お嫁さんに車を出してもらって、二子の美容院に行ったという話を聞いた。個室のところだから心配ないのよ、と言っていたけど、それって、密が二つくらいになるのではないか、と思ったのは、そういうところへ行く贅沢を好まない、わたしのひがみ根性なのかもしれない。

2020年4月23日 (木)

栗原はるみの『はちの巣ケーキ』

このひと、栗原はるみさんが料理研究家としてデビューしたときからずっと、注目してきた。だが、いわゆる今でいう時短料理、なにもかも電子レンジを使うというレシピは共感できなかった。電磁波の人体への影響が今一つ不安だったからである。『ごちそうさまが、ききたくて』というベストセラーは購入した。作ってみたレシピもあるが、二度目をつくったという記憶がない。

 

それでも、テレビに登場するようになると、必ず番組を予約しておいて観るということを続けている。専業主婦だった彼女がどのように料理研究家として確固たる地位を獲得してきたかへの、その人生に興味が尽きなかったからである。

 

ご主人の栗原玲児氏がまだキャスター、マルチタレントとして絶大な人気を誇っていたころは、好んで番組を見ていて、彼が二度目の結婚相手に、最初の人とは真逆のイメージで14歳も年下の専業主婦の女性と再婚し、しかもその相手の料理の腕にほれ込み、そのひとを料理研究家として売り出すことに、手腕を発揮して自分は表舞台から姿を消したという、過程に興味を抱いた。

 

栗原玲児夫人だった彼女は総計2000万部のベストセラーを出し、会社を成立、独自のブランドを立ち上げ、それにも成功するという偉業を成し遂げた。

 

今から二十年以上前ぐらいだろうか、都立大学から住宅地に向かったところに、栗原はるみの料理が食べられる、ショップつきレストランがオープンしたとき、友人と連れ立って出かけたことがある。限りなく家庭料理に近いメニューでおいしかった。ショップにはご主人の姿があって、キビキビと何かを命じている声がしていた。

 

昨年夏、栗原玲児氏が亡くなったあと、新聞に、はるみさんの切々とした悲しみの声が聞こえてくるような記事が載った。最近、久しぶりにテレビで彼女の料理番組があって、やつれを見せた彼女の姿を見た。彼女は最近いつも、ほとんど素顔という姿なので、やつれが目立つ。メイクをすれば美しさが際立つひとなのに、なぜか、素顔、でも料理が始まると、笑顔を絶やさないいつもの表情、料理の手順をさばくその手つきを見ながら思った。女性には料理を供するとき、そのひとがしてくれるだけで、料理がおいしく思われるという、天性のわざがさずけられているひとがいる。彼女は正しくそういうひとだ。細くて美しい白い手の動きに見とれる。あれは本からは伝わってこない。玲児氏はそれを鋭く察知し、自分ひとり占めしているのは惜しい、と思ったのに相違ない。

 

この日の料理メニューでわたしが惹かれたのは、ハチの巣ケーキというデザート。バターを使わず、砂糖も少々、カテージチーズを使うのが珍しく、気に入った。強力粉200グラムとベーキングパウダー大さじ一杯、ふるって、カテージチーズ100グラムとグラニュー糖30グラム混ぜ、牛乳とサラダオイル大さじ4ずつ加えて、ひとまとめにして、タルト型にのばし敷きつめる。あとは穴をいっぱいあけてそこにハチミツ四分の一カップ分、くぼみに入れ、バター50グラムを細かく四角に切ってちりばめ、170度C で25分から30分焼く。Img_2607

これは実に優しい味で美味しかった。甘いものにはうるさい夫も、これ、うまいよ、と少しずつ楽しんで食べていた。

 

一度ならず、何度も作ってみたい、簡単にして美味しいデザート、それをずっと見守ってきた彼女のレシピに、ようやく見出し、彼女が到達した境地を悟る思いがしたのである。

2020年4月17日 (金)

タケノコご飯とフキ料理

庭を失くした三十坪の我が家だが、わずかに残った片隅の地面に植わっている沈丁花の陰に植えた山椒の苗木を、なんとか元気にしたくて表側のカリフォルニアジャスミンの片隅に植えかえたのが二年前、昨年は二度のタケノコ料理にわずかに役立った程度の葉づきだったのに、今年は完璧に根付いて、出番はいつ?と催促しているみたいに青々と茂っている。Img_2602

タケノコを頻繁に並べてくれたスーパーが閉めたあと、電車やバスに乗って買いに行くひまがなかなか見つからない。

ようやくタケノコに専念できる日がきて、さてどこで見つけようかと、思案し、思い当たったのが隣駅の青果店、スーパーに押されて閉店してしまったのでは?と心配だったのだが、しぶとく繁盛していて、一番前に生タケノコが山盛り。350円でゲット。ついでにフキも一把買う。

フキは葉と茎を両方一緒にゆでて、冷水に浸してアク抜き。

タケノコはすでに買っておいたヌカを入れて大鍋でゆでる。若い友人が電話してきて、タケノコが食べたくなったので、仕方なくプレッセで買ったら、千円以上もしたとか、得した気分に浸る。

 

翌日、まずはフキの葉のつくだにから、葉をしぼってみじんぎり、ごま油でいためて、醤油と酒を大さじ1ずつ加え、砂糖も一つまみくわえ、いりあげる。

タケノコご飯は一年に一度でも、大好物だから満足の出来、フキの茎は薄味仕立ての味噌汁に入れた。フキの葉の佃煮、湯豆腐、惣菜店で買った筑前煮と煮豆、夫と息子用にさつま揚げ並べ、夕飯完成、山椒も見事に香り、タケノコご飯は翌日の昼ごはん用のあまりもないほど完食されてしまった。Img_2606

 

 

 

 

2020年4月13日 (月)

何を食べるか、何をするか

カレンダーは真っ白、予定なし、のこの忍耐の時期、問われるのは、一番大事なことを、逃げないでしっかりやること、すなわち食べることである。和、洋、中の献立をほぼ、交互につくっている。夫がその日食べたものをカレンダーに記していて、おいしかったものに二重丸をつけているので、主だったメニューが決まってきた。イタリアンはかなり得意なのだが、夫がリゾットやパスタ類をあまり好まないので、ともかく基本のトマトソースだけはしっかり作ってスパゲッティやスープなどに活用できるようにしている。

 

缶詰のホールトマトをボールにあけて、手でもみほぐし均等にする。鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくの薄切りを色づくまで炒めて、そこにそのトマトを入れ、オレガノ、バジル、セージなどのスパイスを入れ塩少々を加えてぐつぐつと煮る。しばらくしてなじんだら、出来上がり。

 

トマト味のスパゲッティにも、トマト味のスープの仕上げにも、その他、ロールキャベツにかけるグレイビーの仕上げなどに役立つことこの上ない。

 

息子はわたしのつくるコロッケを何より好むのは知っているが、揚げものが、この年齢、粗相をしそうで、できればしたくないので、コロッケの中身を別にして、ジャガイモマッシュに生クリームなどを加えてなめらかにしたものをひき肉のいためたもののうえにのせて、溶けるチーズを散らしてオーブンで焼く、英国料理シェパーズパイをつくったら、跡形もないほど平らげられて、成功を確信した。

 

ステイホームの残りの時間は読書と、ネットのブリッジゲームBBOである。おしゃべりな世界中のプレイヤーも、このところあまりしゃべらない。でも、この世界て一番難しく、マスターすれば病みつきになるほど面白いこのゲームで、今こそ憂さ晴らしをしたいひとがどれほど多いのか、ここ最近、接続が一度でできたことがないほど、混雑している。

よく、チャオ、と声をかけてきたミラノのブリッジパートナーも名前はみかけるのだけれど、お互い沈黙のままである。それがこの先どれほど、長く続くのかは、考えないようにしている。

 

 

2020年4月 9日 (木)

シンシアのマスク

娘と同世代の若い友人のシンシアとは刺し子友達、吉浦先生のレッスンで通訳をしたことから親しくなった。

彼女を九品仏の浄真寺に案内したくて、自由が丘で会う約束をしたのが、三週間前、自粛要請が出た直後だったので、急遽、六本木でランチする計画に変更、ミッドタウンで会った。

そのとき彼女がマスク不足に不安を感じていて、自分で手作りしたいと思っていることを知り、あのオカダヤで仕入れたものを分けてあげると約束したのだった。

 

その約束を果たして、歓喜のメールはもらったのだが、彼女のブログに、なかなかマスク完成の記事が載らない。先日、日本に滞在しているアメリカ人に帰国を要請する記事を見て心配になった。マスク制作どころではない、帰国準備に追われて居るのではないか?と。

 

彼女はキルト作家としても知る人ぞ知るの素晴らしいブログをつくっているのだが、ついにきょう、マスク制作を果たした記事が更新された。

Photo_20200409105601  Photo_20200409105701 Photo_20200409105702

わたしはオカダヤでマスクにはダブルガーゼを推奨していることを語ったのだが、彼女は自分の手元にある、日本手ぬぐいなどのあまり切れで実験することを試みたかったらしい。それにしてもすごいヴァラエティである。

 

今やマスクはカルチャーになりつつある、と彼女は語っている。然り、である。中東で制作されたというまばゆいビーズをちりばめたものなどは、何かが違うと思わせられるが、コロナ危機のさなかでさえ、ささやかな手芸という女性の楽しみを、続けたいという思いは大きな共感をよびそうだ、とわたしは思った。

2020年4月 3日 (金)

今、この時期に食べるべき簡単和食

今この危機を乗り越えなければならないとき、一番肝心なのは、何を食べるかということではないかと思う。

ついついコロナ関連のテレビばかり観てしまい、不安が増すばかりとなっていても、夕食が美味しければ癒される。なにもご馳走である必要はない。

 食べなれた和食ならまずは美味しい味噌汁、出汁は、煮干しからとるのが身体にもいいし、味もいいけれど、わたしはそれに飽きて、近頃ちょっと高価だが、博多産、てら岡の料亭の味というのを使うようになった。一袋で4,5人分の出汁がとれるので、我が家の二回分、煮物にも使えて結構便利。そして味噌、我が家の近くには三十年以上続いている自然食品店があって、そこのオオサワの麦みそが、絶対においしい味噌汁にしてくれるのである。

あと、主菜は魚でも肉でもいいが、牛肉なら、我が家でよくやるのが、ジャージャー焼きと称する、牛の上等の切り落とし、いわゆる細切れを牛脂で焼き、それを玉ねぎのみじん切りと混ぜ、辛子と醤油をかけて食べるというもの、豚肉なら、いわゆる豚の生姜焼きにする。

絶対美味しい豚肉の生姜焼きはまずたれ、醤油と酒小さじ4ずつ、みりん大さじ1、砂糖小さじ1をまぜ、この一部とショウガのすりおろしを豚にすりこみカタクリ粉をまぶしておく。それをフライパンで焼いてから、残りのたれをかけるというやり方、あとはほうれん草など青菜のお浸し類、そして副菜として豆腐の冷ややっこか、湯豆腐があれば、十分。

 

もっと単純なおかずなら、大根の煮物、最近発見した、わたし独自の簡単でおいしい大根の煮物は、大根を一センチぐらいの厚みに切ってそれを半分または四分の一ぐらいにし、人参はもう少し薄切りにして、それを豚こま少々、または豚ひき肉少々と共に、ごま油でいため、水をひたひた以上に入れ、醤油、みりん、酒で味付けして、落としぶたをして大根がやわらかくなるまでひたすら弱火で煮る。大根だけをまず軟らかく煮るのを省略した、手抜き方法だが、夫などは、こんなにおいしい煮物は久しぶりだ、と言ったぐらい、美味しくできあがる。丁寧にするならアクをとること。

 

いずれも手のかからぬ簡単料理だが、おなかは絶対満足する。副菜の煮豆や、きんぴら、切干大根の煮物などは、以前は自分でつくっていたが、近頃は近所のおかず屋さんの手作りですますようになった。

 

面倒でない手作りだから、料理が苦にならない。材料だけは少々張り込んでも、よいものを、選ぶこと、肉はどこで買うべきか、それも主婦の知恵であろう。

 

目先のかわったいため料理など、テレビや新聞で得たレシピをいろいろ試したときもあったが、この年齢になると、ずっと作っていたあの味、つくり慣れたものが一番、安心して味わえるのである

 

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