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2020年2月18日 (火)

欠落していく記憶

 

 新しく知り合うひとの名前がさっぱり覚えられない。新しい教会には名簿というものがないので、もう入会して六か月近くにもなるのに、記憶は怪しいままである。森田さんのことを、松田さんと言ってしまったり、栗原さんのことを、松原さんと言ってしまったり…樹木に関する名だったということだけは覚えているらしいのだが、それがみんな松になってしまうところがアホである。

新しく出てきた品物の横文字の名称もこんがらがっている。

スカーフの輪になったものがスヌード、リースのかわりに、花束状にしてかざるスワッグが、どちらも「ス」がつくので、まぎらわしい。スヌードをやっとおぼえてすぐ出るようになったのに、今度はスワッグがすぐ出てこなくて、ス、ス、ス…とどもりながら、あとが続かず、へどもどしている。どちらも同時期におぼえたので、区別が怪しくなるのだろう。

俳優の名は顔だけ浮かんでいるのに、出てこない。でもそのひとの出演している作品の名を言えたり、前に出演したときの役名などは言えたりするので、まだましなのかもしれないが、会話する相手がなくなったら、記憶はますます薄らぐのだろう。

 

何が何だか分からなくなっちゃったの、と電話をかけてきた母の、あのときの年齢はいくつだったのだろう?兄とかけつけて、請求書や、重要書類を整理したあのころが迫っているような気がする。

 

わからなくなったことをわかっているのなら、まだマシかもしれない。わからなくなったことをわからなくなったまま、暮らしていたら、本当に大ごとなのである。

一番尊敬していた賢い先輩が、そういう状況になっていると知ったショックから、わたしはいまだにさめずに茫然としている。

 

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コメント

例えば、昼食に何を食べたか忘れるのは単なる健忘症。
昼食を食べたか忘れてしまうのは認知症の始まりだそうです。

私の友人は世話してくれる娘のなまえをとっくに忘れてしまって、ただ世話してくれる人と思っているそうです。
生きているかなぁと、時々思い出しています。もう20年にもなるのです。

これからは哀しいニュースを聞くことのほうが多くなるのでしょうね。
感情移入ばかりしていると、身が持たないかもしれません。

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