北鎌倉の林アメリー作品展
比較的おだやかな天気だった木曜日、北鎌倉の古民家ミュージアムでこの26日まで開催中の林アメリー作品展を観に出かけた。
武蔵小杉で、横須賀線に乗り換え、七つ目、というとすご~く近くなったような気がするが、その横須賀線ホームに到達するまで、歩く、歩く、遠いのである。
東横線を降りて、改札口を出、エスカレーター上がってJRの改札口を抜け、右側の二番ホームに降り立ち、右方向、ホームの端まで歩き、そこからまたエスカレーター、動く歩道二つと、これまで来た道と同じぐらいの距離を、歩き、ようやく横須賀線ホームに到着、夫が、遠いぞ、もう二度と行きたくないくらいだ、などというのも、もっともだと思ってしまうほど、歩いた。
何年ぶりの北鎌倉、これぞ鎌倉、という落ち着いた古都の住宅街というたたずまいはちっとも変っていない。
徒歩一分、古民家の中は華やかに飾られていた。
林アメリーさんは1933年生まれというから、私より五歳上、かなり高齢だと思うがトークショー何度かこなされたらしい。ディオールやギ・ラロッシュなどのオートクチュールのアトリエで活躍され、70年建築家の林氏と結婚、ご自身のアトリエで創作活動を続けられている。
日本の着物地に魅了され、著書のなかで、すべての布は居場所がある、という言葉がある通り、日本的なデザインの中にも、西洋的感覚のデザインの中にも、洋と和との調和が美しく、格調が高く、センスあふれる展開に魅せられる。
展示作品の中でもキルトのフランスの地図、ブランドのラベルをあしらったものなど、に目を見張った。
作品の中には赤い〇がついていたものが多かったので、受けつけで訊いたら、売約済みの印なのだそうで、大きいキルトなどは30万円くらいだという。その人気がうかがい知れる。
さて、お昼は何をたべよう、と久しぶりの北鎌倉を歩く。やはり鎌倉らしい和食、と言えば、『鉢の木』、セットメニューの中で一番安い、半月点心、いつも小食のわたしだから、これで十分。久々に完璧においしい和の味に舌鼓を打った。
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