肩が痛い
京都からの帰りにスーパーに立ち寄り、夕飯用の買い物をして、それを右手に下げながら戻ったら、すでにときどき感じていた肩の痛みがひどくなって、翌日から接骨院通いが一週間近く続いている。
なんでも肩の腱が傷ついてしまっているのだそうで、日常のかなりの動作を禁じられてしまった。ともかく腕が宙に浮く状態を避けるということ、たとえばパソコンのキイをうつときには腕に枕をあてて、固定すべき、など。この枕は麻布十番で見つけた、飛行機で使う枕を分厚くしたような代物、朝、ベッドで新聞を読むときも腕を支えるすぐれもの。
ケーキ作りなど、かきまわす動作は避けるべし、というのだけれど、この時期、クリスマス用のフルーツケーキ作りを、まもなく始めなければならない、と話すと、先生、ハンドミキサーを使えば、と、しばらく使っていない、道具の存在を思い出させてくれた。
アメリカ駐在のときの、五十年まえの器具、まだ動くだろうか、と、もうしまった場所のこともうろ覚えで、あちこち探して、床下の貯蔵庫からようやく見つける。
それが立派に動いた。サンビーム製、大したものだ。ケーキの仕上がりもいい。
そういえば、近頃キッチンなどの小さな汚れがやたら気になって、百円ショップで買ってきた場所別用の汚れ落としティッシューでふきまくっていたのも肩の負担になっていたのだろう。
接骨院の先生は二代目、先代は慶応の野球部の面倒をひきうけていた名人級、二代目の診療は主に電気治療だが、骨の模型を片手に、悪くなっている場所をしっかり説明して納得させてくれる。
私の膝がパンク状態になったときも、駆け込んだのはここだった。右腕を下げているだけで負担が加わるから、できればポケットに入れて支えるという意識が必要、など、忠告を聴きつつ、患部はテーピングされ、湿布を当ててもらって帰る毎日、痛みはだいぶおさまってきている。
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