不安な出来事
昨日はアジア会館というところでブリッジの一日トーナメントがあったのだが、最寄りの駅の青山一丁目というところは渋谷から銀座線の接続がややこしいので、とても行きにくいところになっている。乗り換えをなるべく簡単にしたくて、二子までバスで行き、半蔵門線で行くことにしたのだが、青山一丁目に着くと、改札口に出るまで何度も階段を上り下りしなければならず、往生した。おまけに雨が急に吹き降りになって、外に出たとたん、ひどいビル風で傘が危うく飛ばされそうになり、おちょこになってしまった。
結局さすのをあきらめて、濡れてしまったのだが、こういう吹き降りの日はイギリス式の頑丈なカサにすればよかったと後悔したり、それよりフードつきの防水のきいたパーカーでしのいだほうが、高齢者にはカサに体をとられることがなくて安全なのではないか、などと思ったりもした。
幸い、欠席者もなく、開始されたのだけれど、ギリギリに来たひとたちは、青山一丁目の複雑な経路を考えると、なるべくなら、もう来たくないなどと言っているひともいて、みな同じような経験をしたのだな、と思った。
きょうは朝から一カ月ぶりでホームドクターのところにコレステロールの薬を処方してもらいに出かけた。ところがクリニックはシャッターが閉まっていて、7月1日から一カ月休診、との張り紙があり、びっくりした。
一カ月休診とはただならぬこと、先生急病なのかしら?と患者数の多さゆえの、ご多忙ぶりを察していたので、心配になった。
急遽、数年まえに通ったことがある老先生(と言ってもわたしくらいのお歳かしらと思うのだが)の診療所に行った。こういうわけできましたと、看護婦さんに話したら、T先生、長い休診なのですってね、ともうとっくに伝わっていて、そのせいか、待合室の席は高齢者で埋まっている。
患者より先に医師が入院ということもあり得る、開業医の先生の多忙ぶり、今は診察や往診のほかにコンピューターの管理が加わるから、昔より医師はずっと、疲労が重なるのではないか、などと今という時代の生き方の苦労を思わないではいられなかった。
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