軽井沢三泉寮二泊三日
軽井沢まで、今年は初めて渋谷から東急バスというコースを試してみた。副都心線渋谷、ヒカリエ口からエスカレーターで昇ると、以前とあまり変わらぬ経路で、西口に出る、井の頭線の改札のある広場からエレベーターで四階、バス乗り場、およそ三時間でとてもリラックスしたシートにゆられつつ、遠いと感じないですむ距離。帰りは渋滞するかもしれないけれど、往きはこれ、おすすめである。
いつもよりちょっと少な目の参加者、一人部屋でゆったりの滞在、ただし雨が多かったせいか湿気がすごく、座布団などもじとっとしている。この感じがいやだ、と言って、よく一緒に参加していた同級生の友人は来なくなってしまった。
わたしは、大して気にならない。旧軽銀座から徒歩五分という、最高の立地、それに食事がいいから、それだけでも満足。夕食の花豆ごはんと鯛のけんちん蒸しは本当においしかった。
翌朝、隣室のひとが五時まえから起床で、ごそごそ音をたて、独り言をつぶやくので、目が覚めてしまったおかげで、六時半集合の、大モミの木の丘での集会に出てみようという気になった。ここ数年、膝のトラブルで、急坂を上る自信がなかったのだが、今回は膝の調子はいいという確信が持てたからである。
やっぱり参加してよかった。樹齢千年の大モミの木は神々しいほどのたたずまい、じっと両手を当て、樹の気をいただく。成瀬像の前で、『Oh Lord Correct me』を合唱。別荘の住人の静寂を邪魔しない程度で、という指示の歌声だったが、学生時代に返ったような清々しさを味わった。
十年と二十年若い後輩二人に誘われて、万平ホテルでランチ。ウイークデイの一時ごろなのに、ほぼ満員。ピザとサンドイッチとフレンチトーストをとって、シェアする。キャリアの彼女たちの話題に、違和感なくついていけたのは、ネット検索をしているおかげか、資料保存室や、セールをしている売店などをのぞき、帰途につく。以前はさほどではないと思っていた銀座通りまでの距離をちょっと遠いと感じてしまうのは、やはり年齢のせいなのかもしれない。
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