2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ

« 近距離温泉 | トップページ | やってしまった! »

2019年6月18日 (火)

サントリーホール、P席

コンサートの開始を告げる時を刻む音がひびき、正面の壁に仕込まれたパイプオルゴールの扉が開いて音楽が一斉に響き渡るときの感激、カラヤン広場と名づけられたゆかりの大指揮者カラヤンが「音の宝石箱のようだ」と褒めたたえたというサントリーホールは、一番好きなコンサートホールである。

 

これまで何度出かけたことだろう。いつもよい席を確保するために早めの予約を忘れなかったが、今回は違った。

 

音楽友だち二人がすでに、日フィルの名曲コンサートに出かけることになっていて、二人に会いたいがために急きょ、わたしが一週間前遅ればせのチケットを手配したのだ。

一階はS 席でも端っこしか残っていなかった。それでは、と思いついたのが、いつか座ってみたいと思っていた、あの、オーケストラを後ろから見る、というP席である。幸い一枚残っていて、なんでも一列34番、一番まえの端っこである。

 

ホールを半分ほどまわって内部の階段を一番下まで降りる。よくたどりついたと思うほどの距離を歩いたが、膝の痛みはなかった。

 

きょうのプログラムはシベリウスの「フィンランディア」とドヴォルジャークの「新世界より」の交響曲第9番、あいだにシベリウスのヴァイオリン協奏曲が入るが、聴きものは正しく前後の二つ。管楽器大活躍の大曲、管楽器はすべて後部に位置しているから、それはそれは、楽しく音の動きを聴きとることができた。

 

指揮者の表情もはっきり見える。真剣な表情、和んだ顔、そしてメロディの高まりに全身が染まっていくように高揚する表情。ピエタリ・インキネン氏の表情は美しかった。

 

新世界…の第二楽章の始まり、イングリッシュホルンの音がことのほかうっとりするほどに響いた。正面からでは感じ取れない、微妙なビブラートをこの席では感受できた。

 

女性のシンバル奏者はトライアングルを大事そうに持って、世にもかすかで印象的な音色を作り出した。それが全体のハーモニーに溶け込むのをしっかり聴き取ることもできた。

 

なんだかすべての音響が一度ホール全体に行きわたり、また戻ってくるようなスゴさを聴いた。

 

P席、3000円也、これはもう病み付きになりそう…でも、トイレに行くにもホール半周はちょっとつらいけど…

« 近距離温泉 | トップページ | やってしまった! »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 近距離温泉 | トップページ | やってしまった! »