満足度イマイチの外出のあとで
明日から、孫娘が暮らしている山形に二泊三日の旅をする。
それに備えて、身体を休ませるどころか、きのう、一昨日と外出の日が続いた。
おとといは柳家喬太郎の落語を聴きに浜離宮朝日ホールまで出かける。しかも時間を夜昼勘違いして昼の部に一時間遅れでタクシーに乗ってかけつけるという失敗をやらかす。
八重桜と花ミズキの花見もできたので、チケット以上の散財をしてしまったことは、いいとするか、と思っていたのだが、師匠のとりの落語で満足しようと思っていたのに、なんと、また先回と同じ『品川心中』が演目だったのには、本当にがっかりした。
落語の場合は演目がその日にならなければ知らされないものらしい。
わたしの運が悪かったのか、それとも彼の出番があまりにも多いので、楽な演目に落ち着くことが多いのか、今この落語ブームに荒稼ぎさせようという、マネージメントの執念にも思われて、あと一回五月のチケットを買ってあるのだが、もうこれでやめようとさえ、思っている。
二回目のこの噺、さすがに、二度目であっても見事な語りようではあったが、浜離宮朝日ホールは帰りの大江戸線の下り階段が長くて、つらく、もうここにも二度と来たくないと思ってしまった。
きのうはドイツの神童ピアニスト姉弟の協奏曲三曲、王子ホールで、専属の弦楽室内オーケストラの東京シンフォニアとの協演である。姉のレティシャが15歳、弟のフィリップは9歳、姉がシューマンとベートーベンの三番、弟がベートーベンの二番、テクニックは申し分なく、音楽性も備わっているのだが、オーケストラの迫力がちょっと物足りないと言う気がしてしまった。この三曲はフルオーケストラあっての名曲、それなのに、楽曲の長さはそのままだから、協奏曲三曲はどう考えても長い、疲れた。
わたしの年齢でコンサートを選ぶときは、中身をより吟味して決めるべきだとつくづく思った夜の外出であった。
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実家の先祖は400年前は最上家の家臣だったそうで、感慨深く訪ねたことがあります。いまテレビでお城の桜が満開だと報じていました。お孫様と楽しい時間をお持ちになりますように。
投稿: kikuko | 2019年4月19日 (金) 17時31分
kikukoさま
ありがとうございます。
素晴らしいご先祖です。
今回、最上家の威力を確信した気分でおります。
投稿: ばぁば | 2019年4月23日 (火) 21時39分