「優先席」に思う
きのう、新しい発見をした。
JRの優先席シートの背の部分が、赤で、はっきり優先席の文字が染め分けられているのである。
これで、少しは若者たちが座るのをためらわせるのではないか?
事実、空席になっているシートが、きのうは多かったように思う。
わたしは髪を黒くヘアマニュキアしているせいか、友人たちはお世辞かもしれないが、到底81歳には見えない、60代でもおかしくない、などと言ってくれたりするのだが、あまり席を譲られることがない。夫やある友人は、自分はいつも譲られる、と誇らしげに言い、譲られぬことは、こちらに非があるかのような感じで、それを聴くたびにムカつくのだが、81歳は優先席に座る権利があるのだから、それを主張してもいいと思う。
だから、近頃、堂々と、優先席なので、ゆずってくださいませんか?と頼むことにしている。
きのう、JRは往きも帰りも座れた。でも副都心線は、いかにも元気溌溂とした若者が席を占めていて、スマホをいじくっているので、わたしはこの言葉を発し、ひとりがすぐさま立ってくれたので、ありがとうございます、と言って座った。
若い女性が座っていることも多いが、彼女たちはまず譲らない。それにあの、妊娠マークの札を持っているかも知れないので、頼むときはいつも男性に言うことにしている。
正義感が強く、プライドが高いという自分の性格を、イヤだと思ったこともあった。でもこれは80を過ぎても治らない。自分の個性でもあるのだ。いつもニコニコしていて寛容なひとをうらやんだこともあったが、最近読んだジョイス・マイヤーの言葉に救われた。
「他人によってあなたの価値を決めてはならない。あなたはあなた一人であり、一秒たりとも自分自身から逃れることはできない。自分自身を楽しむことができなければ、貴女の人生は悲しみの道をたどる。神は意図的に一人一人を少しずつ異なるようにおつくりになった。その多様性を楽しまれているのである。あなたらしく生き、ありのままの自分を楽しむべきである」
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優先席とはっきり書いてある席を私も目にしました。分かりやすくて良いですね。気のせいか空いていることが多いです。スマホ片手に悠然と座っている若者が目につきます。まず、高齢者が近づいても立ちません。声を掛けることは勇気がいりますが、それで立ってくれるのであれば気まずいことにはなりませんし、、、ばあば様がおっしゃるようにいつもニコニコ寛容なのが、果たして最上なのか?厳しいことを言うことは、勇気が要りますが、それが必要な場合があります。「自分らしくある」のは、生きていく上で大切なことですね。
投稿: aiai | 2019年4月28日 (日) 12時18分
aiaiaさま
同感くださり、何よりの励ましをいただきました。
この連休中、高齢の外出はいろいろ考えさせられることが多いです。
投稿: ばぁば | 2019年4月28日 (日) 12時34分