山形花見旅2
翌朝チェックアウトの時間ぴったりに、孫娘が若葉マークの白い軽の車でピックアップしてくれた。ナビに合わせて走るハンドルさばきは堂に入っていて、意外にも安定感充分。
若葉マークはこの六月で卒業だというが、これだけあやつれるようになったのは、あまり交通量が多くない、ゆったりしたこの街が「天然」というあだ名の彼女にぴったりだからなのだろう。
今日からの週末の二日、彼女は定期演奏会の出番があるのだが、この日はわたしが手料理をふるまう約束をしたので、まずはスーパーへ、ドライカレーの材料と、筍を買う。東京と違って筍は大きいものばかり、値段も700円以上。産地でもある地方のスーパーにしては、野菜の値段は都内の大手とあまり変わらなかった。
そのあと、「ばぁばに、お花見させたい」と言って、ドライブしながらの花見に最適な名所、馬見ヶ崎さくらラインを走る。河に沿って、右に山、前に雪をかぶった奥羽山脈を視界に入れながら花のトンネルを行く極上のドライブ。
もう一か所見せたいところがある、と言って案内されたのが、旧市庁舎『文翔館』、
大正時代の建造物だというが、豪族最上家伝統の豊かさが随所に現れた格調高い豪華さ、まわりの風景もまるでここだけヨーロッパという面影である。
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