カユい、カユい
「お~い、背中掻いてくれ」という夫の背中をボリボリ掻いてやり、「お願い、背中に貼って」というわたしの頼みに湿布薬を貼ってくれる、いまやこういう交換が高齢夫婦の究極の親密愛なのかな、と思うときがある。
夫のドライスキンを笑っていたのだが、このところの猛烈乾燥で、わたしもすさまじくカユくなってきた。おもに腹部両脇と背中から、腰まわり。
夫の保湿クリームをわけてもらったのがなくなったので、近くの病院の皮膚科に行く。
午後からの診療の皮膚科、もらった番号札が15番、18番という番号札を握っていた隣の男性が話しかけてきた。「皮膚科ですか?」
83歳というその男性、もう五年もカユいのだそうだ。「ステロイドのはあまり頻繁につけないほうがいいです」と言った。
順番に呼ばれるひとたち、ほとんど高齢男性、「あのひとたちも、カユいのかしら」と笑ってしまう。
皮膚科はあまり長々悩みを訴えるひとがないせいか、意外とはやく順番がきた。
カユいところをみせると、なじみの女性医師はああ、乾燥のせいです、保湿剤だしときますから、入浴後すぐ塗ってください、とのこと。
朝晩二度入浴することを告げると、二度も?と怪訝そうなので、ついでにお風呂で膝の体操するんです、そのほうが楽なので、と言ったら、先生も看護師さんもすごく興味をしめして、どういうやり方なのか、と訊くので、デイケアで指導の達人に教わって以来、私の膝の痛みが消えた話をして、教えてあげた。
それにしてもいまや、ドライアイ、ドライスキン、足腰の痛みを少なからず、共有しているのだな、とつくづく感じた午後のひとときだった。
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膝の体操はどのようなさるのですか。
お教えいただきたいです。
投稿: Tacchan | 2019年2月 2日 (土) 14時25分
Tacchanさま
お教えしたいのはやまやまですが、言葉で表現するのは、むずかしく、実演しながら説明しないと無理なので、ごめんなさい。
投稿: ばぁば | 2019年2月 3日 (日) 08時33分
いえいえご無理なお願いをいたしました。ブログに説明がなかったのできっと難しいのかなと思いながらお尋ねいたしました。気になさらないでくださいませ。
投稿: Tacchan | 2019年2月 3日 (日) 11時14分