大原照子さんの名レシピ
三年まえの一月に大原照子さんが亡くなられていたということを、今日、ネットの記事で知った。奇しくも、その日、彼女の著書の『20分でできる一皿メニュー』から「鶏ささみのクリームソース」をつくったのだが、それがとてもおいしく、好評でもあったので、きのうその別ヴァージョンを調理して、きょうのランチまでそれを食べたところだった。
美人料理研究家でマスコミでずいぶんともてはやされていらっしゃったけれど、四十歳を過ぎたころに英国に四年居住なさって、帰国後は英国家庭料理を紹介してくださった。
この『20分…』の本も簡単でセンスある西洋料理が沢山紹介されていて、わたしの愛読書であり、夕飯メニューに迷ったときのお助け本、つくづく名著だと思う。
鶏ささみのクリームソースは本当に簡単にできておいしい。付け合せのパプリカライスがまたいい。洗ったお米にミックスベジタブルを混ぜ、パプリカで赤いご飯にして炊く。鶏ささみは塩コショーしたあと粉をまぶし、バターで色づくまで焼いてそこに、シェリー酒(我が家になかったので、白ワインにした)をかけて、取り出す。そこにマッシュルームと玉ねぎを再びバターでいため、生クリームを加え、塩コショーで味付けしてささみを戻すというもの。
パプリカライスと鶏ささみクリームソースの相性は申し分ないが、わたしはこの、パプリカライスをもう少しこってりさせるために、洗った米をオリーブオイルでいため、ミックスベジタブルも加えていため、パプリカとトマトケチャップも少々加えて炊いてみたら、よりおいしくなった。
この本には和風のレシピもあるし、興味は尽きない。今日もその中のキムチ味の肉豆腐をつくり、遅ればせながら大原先生のご冥福をお祈りしたのであった。
« コヴァルスキー…ファジョーリ | トップページ | 現役主婦の実情 »
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- タケノコ求めて(2022.04.13)
- 名レシピを思い出して(2022.01.09)
- マツタケ騒動(2021.10.29)
- 今夜はお弁当(2021.06.27)
- ああ、ハンバーグ(2021.04.28)
コメント