京都一泊旅行 4
京都御所は烏丸線今出川駅から徒歩五分、手荷物検査があるだけで、入場無料、順路に従って、およそ40分ぐらいで見回ることができる。ガラス戸越しだったが、墨絵あり、極彩色絵模様ありの襖絵を堪能した。玉砂利をふみながら、かなり歩いたわりには膝の痛みもなく、乾御門から出て地下鉄へ。東京と似たつくりの駅、エスカレーターなし、階段を慎重に降りる。
四条駅から大丸までも地下道をかなり歩く。大丸の裏手だと思い込んでいた錦市場にたどりつくのも五分くらい歩く。
それほどまでして着いた目的地の錦市場は以前ほど活気はなく、外国人観光客の立ち食いやら、歩き食いやらが目立って、目当てのウナギ茶漬けの店は閉まっていたし、特長あった惣菜店なども閉店していた。
漬物店は二店ほど入って試食してみたが、あの東寺漬けに匹敵する沢庵は見当たらなかった。わずかにしば漬けとすぐきの刻みはまあまあの味だったので、購入した。
漬物は錦市場より、先日の松尾大社のように有名寺社の近くに店開きしている個人商店のほうが手のこんだおいしい品にめぐりあえるという事情があるような気がする。
お昼どき、この日はパン食にしたかったのだが、近くのベーカリーのパンがちっともおいしそうに見えない。甘いパンばかりが目立ち、サンドイッチはほとんどなく、あってもタマゴサンドばかり。その中身のぎっしり詰まった分量の多さにちょっとうんざり。
大丸の地下のベーカリーで何も食べたいパンがないので、仕方なくそのタマゴサンドを買って食べたが、おいしくなかった。パニーニは並んでいるのだが、サンドイッチの種類は限られていて、東京に負けているという感じがした。
大丸のお弁当は種類が豊富、下鴨茶寮のご飯の量が少ない手ごろなものを夕飯のために購入、あと惣菜のコーナーでふろふき大根を見つけたので、夫の好物だったのを思い出して、土産替わりに買った。
夫は実はわたしの胃腸風邪が治った後、すぐに発病して治りかけたのを見届け、京都にでかけたのだったが、帰って食べてもらったこのふろふき大根がすごく気に入り、おいしい、おいしいと言って二日がかりで味わっていた。(続く)
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ばあば様、胃腸に来る風邪を引かれた直後に京都旅行とは、さすがの行動力です。錦市場の変容には、私もこの7月に行ってがっかりしました。昔の市場の面影はなくなってしまい、外人客が串にさしたものを歩きながら食べていました。瀬戸内海の干し海老を求めていたのですが、あまり満足できませんでした。
投稿: aiai | 2018年11月22日 (木) 18時17分
aiaiさま
そうですか、やはりお感じになったのですね。京都人の方たちの感想も同じだったので、一番活気づいていた時を知っているだけに、寂しく思いました。
投稿: ばぁば | 2018年11月26日 (月) 22時38分