仔猫シッター
再びネコを飼うという決心がつきかねている私の危うさを見てとったのか、娘は兄妹ネコを二匹飼う決心をし、その環境を見事に整えた。二階建てでハンモックもついている大きなケージ、リビングのコーナーに天井まで届くキャットタワーがそびえている。
リビングダイニングなので、炊事の場所はシンクもガス台もふたができるようになっていて、驚いたことに、テレビやパソコンのコードにはすべてプラスチックのカバーがほどこされていた。
すでに三度シッターに出かけたのだが、、最初はパソコン台の下の狭い隙間に隠れていた二匹は今やダイニングの娘の椅子にのっかって肩寄せあって寝ている。じゃれあいながら、追っかけっこしながら、日に日に、元気に育っているようだ。
十畳ほどのリビングは結構、物であふれているのだけれど、危ないところは全くないワンダーランドで、いい環境をととのえたと思う。
シッターに行っても、私の仕事はない。二匹を孤独にさせまいという、こういう訪問者もいるよ、ということを知らしめる役目、もっぱら、豊富にととのえている、玩具でじゃらして、満足させている。
ケージの中はトイレと噴水のように常に出ている水の入れ物と、餌の皿ですでに一杯。二匹はトイレも一度もしくじらず、爪とぎもちゃんと専用の板にするし、手がかからない。先回、めずらしく鳴き声がしたので、見たら、トイレに排便の場所が見つけにくい、といってクレイムしているらしかった。お利口チャンなのである。
キャットタワーを巧みに出入りする二匹をカメラにおさめようと、何度も試みたが、その瞬間をとらえようとすると、手がふるえるのか、ピンボケばかり。
岩合さんの偉大さをあらためて実感した。
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孫シッターをとっくに卒業なさって、今度は猫ちゃんですね。
私は、犬より猫が好きですが、孫シッター(今では、その孫に、時には、運転を頼まれることもありますが・・・)が終わってホッとしていましたら、今度は夫シッター、まったく、人生休む暇なしです。
そんな中でも、何とか楽しもうとアンテナを張ってキャッチし、努力?して毎日を過ごしています。
時々、猫ちゃんの様子をお伝え下さい。よろしくお願いします。
投稿: ミヨちゃん | 2018年9月24日 (月) 20時57分
ミヨちゃんさま
こういう事態になるとは想像もしていなかったのですが、シッターに行って感じるのは、子供二人が独立して、一人になった娘は相当孤独感が強かったのではないかと、いうことです。仔猫二匹に癒されることも多いのでしょう。
ご主人の介護もされ、運転もしていらっしゃるミヨちゃんさま、ご立派だと思います。
女の人生、ほんと休む暇なし、主婦の定年なし、ストレスが原因の逆流性食道炎と、肩こりからくる食欲不振、背中の痛みなどは、酷暑の後遺症かとも思いましたが、五十数年の主婦業、もう、つか~れた~!!と身体が叫んでいるのだと、実感しています。
投稿: ばぁば | 2018年9月25日 (火) 09時02分
二匹で過ごせる猫ちゃん達、幸せですね。身近に生き物が居るのは癒されますが、大変な責任も生じます。それでも家で待っていてくれる猫ちゃんが居るのは、お嬢様にとって大きな喜びではないでしょうか。私は、両親の介護も夫の介護も終わって、時々ふっと寂しさにとらわれます。その渦中に居たときは泣くほど辛い時もあった筈なのに、懐かしく思いだしたりするのは、何故なのか。
投稿: aiai | 2018年9月25日 (火) 11時21分
aiaiさま
きょう、四度目のシッターに行ってきました。これからネコ人生(?)が始まる生命力あふれんばかりの二匹と、もしかしたら、もう終わりかけている人生のわたしを、いつも比べてしまいます。可愛さにひととき癒されてはいても、やはりもう、わたしは飼えなかったな、と思ってしまいます。
この二匹をここまで飼う状況にととのえた娘の責任の大きさについてはすでに、コメントしてしまったのですが、何がおきても、そのときの覚悟も心づもりもあるから、と言われてしまいました。
最終バスに乗るための夜道を歩きながら、わたしもあの実母と義母とのすさまじい介護のときを、ちょっと思い出しながら、この不可思議な人生の行程を、こういうものなのだろうな、と、悟ったような気になるときがあります。
投稿: ばぁば | 2018年9月25日 (火) 21時58分