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2018年3月 6日 (火)

天城山荘、「旧約学セミナー、詩編のABC」に参加

三月に入り、三日から二泊三日、伊豆湯ヶ島の天城山荘で開かれる、「信徒のための旧約学セミナー、詩編のABC」に参加した。
聖書は新約より旧約を好み、とりわけ諸書と呼ばれる、ヨブ、詩編、箴言、コヘレトの言葉、をもっと深く知りたい、理解したいという望みを抱いていた。
今回は総計十時間の学び、間に日曜礼拝と、選ばれたメンバーの証しがある。
二日目の夕べの礼拝の証しを頼まれていた。
参加者は男女合わせて12名、バプティスト派の同じ教会から一緒に来ているひとが多く、バプティストではない教会から一人で参加したのは、わたしだけだった。
講師は旧約学の権威、西南学院名誉教授の小林洋一先生、往きのバスで一緒になった女性メンバーから、そのお話の巧みさ、どれほど惹き込まれるか知れない、いいですよ~ぉと教えられ、大いに期待が高まった。

まずヘブライ語のアルファベットの指導、有名な詩編23編をヘブライ語で声を上げて読むことから始まる。これは大変と怖気づいたが、このヘブライ語からの導入が、詩編の理解にどれだけ効果があるのかが、徐々にわかってくる。一番長いとされる119編、アルファベットによる詩と称されていることを証明するように、ヘブライ語のアルファベット文字を聖書に直接描き入れていく楽しさは、まさに学びの喜びであった。
詩編は賛美と嘆願、感謝をあらわす祈祷、黙想の書であるが、内省的というよりは対話的、対決的と、レジュメに記されていた。嘆きが多く、嘆きから賛美への飛翔がある、という解説に心惹かれる。

二日目の証しでわたしは、八十年の人生の中の転機と、事件、そののちの飛翔を語り、詩編126の結びの二節で結論づけた。もっと聴きたいほどだった、魅力的な語りだったとコメントをもらえたのは、自分でもよく悟りを得ていたので、原稿を一切読まず、語りかけるように、発表できたからだと思う。

天城山荘の庭にある二本の河津さくらが満開だった。002

004

ずっと座りっぱなしが多く、運動不足で、食事は皿数が多く、食べ過ぎ気味、体調が悪くなるのではないかと不安だったが、最後まで眠気をもよおすこともなく、夢中で講師の言葉に聞き入ることができたのは、この複雑な詩編の見事なまでのレジュメに助けられたからであると、それを作成された講師の深い洞察に感動し、この体験の機会を与えられたことを感謝せずにはいられなかった。


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コメント

ちゃぐままさま
沢山のコメントうれしく、拝見しました。今回のセミナーで福岡在住の小林先生と
御地の素晴らしさを、ちゃぐままさま、あなたの存在もお伝えすることで語り合いを豊かにすることができました。
感謝しております。

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