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2017年12月 4日 (月)

『夫の後始末』読後感 1

一カ月半前に、書店では売り切れ、版元からもいつ入るか不明という情報に、あえて、アマゾンからプレミアムつきの値段で購入したこの本、およそ一日で読破してしまったのに、すぐ感想を書く気にならず、放ってあった。

それほど感動が少なく、突き動かされるような読後感が湧いてこなかったからだ。

『夫の後始末』とはかなり過激なタイトルである。さぞかし、介護の詳細とそれに伴う、著者独特の冷静な知恵が語られているのだろうと期待したのだが、エピソードは少なめで、自身の経験から発想するオピニオンリーダー的記述がきわめて多い。

なぜなのか? 本の後ろのほうに小さい字で、2016年、つまり朱門氏が亡くなる半年前から『週刊現代』にすでに三回、関連記事を載せていたという記述があり、今回のこの著書は、それに加筆、修正を加えたものであることがわかった。
著者にはすでにいつかこの日がくるという予感があって、介護時の記事を執筆し始めていたのである。

長年連れ添った配偶者を失い、ひたひたと押し寄せてくる回顧の情に書かずにはいられない、衝動を持ち続ける、というような感情があらわれていないのは、そのせいなのではないかと判断した。

三浦朱門さんにもかつて1991年に『親は子のために死すべし』という強烈なタイトルの著書がある。私は過激なタイトルにばかされるミーハーで、このときもこの著書を真っ先に買って読んだ。92歳の父親を介護する息子65歳の実情。老いの悲劇は当人の悲劇ではなく傍らにいる者の悲劇である、という記述があった。曽野夫人ともども、死ぬなら85歳が頃合いだと合意しており、それを過ぎたら活かすより、軟着陸を考えるべきだという主張もあった。それが91歳まで生きられ、夫人ももう85を過ぎている。その感想を知りたかったと思った。(続く)


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コメント

新聞に公告が載った時から気になっていました。
ばぁば様の感想を読んで買わないと確信できました。

以前「女性の品格」が出てかなり話題をよんだので買って読みました。何の感動も感銘もなく、自分の読み方がよくなかったのか…と考えました。
女性官僚の聞こえもよく超一流大学卒とあって、ピリッとした新鮮な考え方を期待していたのですが、何となく数十年前の女性誌によくあったハウツーものって感じで、本当にがっかりしました。だから今回も用心していたのです。
ありがとうございました。

コンサートの件、大人の親子3代の組み合わせがユニークでホットでいいですね~。さすがDNAのなせる業でしょうか。組み合わせだけで家族のストーリーを感じます。
六本木のお洒落なイルミネーションのおまけつきで、今年最後の月のいい思い出になりますね。

ちゃぐままさま
頻繁のご訪問とあたたかいコメントを感謝いたします。

書き手のひとも出版社に請われるまま、好奇心をあおるような題名にさせられるのでしょうね。期待して読んでがっかりすること、度々です。

ちゃぐままさんのブログへのコメント、ログインしなければ、書けないのでしょうか?
おしえていただきたいと思っています。

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