ある消息
同い年の親しい友人に、暑中見舞い代わりの電話をしてみた。
夏風邪をひいたあとが、よくなくて、食欲不振になっているという。
咳がひどくて、夜、横になるととまらないので、ずっと座っていたときもあったそうだ。
夏風邪のひどさは、感情移入できた。わたしも十日前、喉が怪しくなり、マッサージをしてもらって、応急処置しようと思ったのだけれど、予約がとれず、仕方なく、熱いシャワーを喉の痛みの鬼門の場所、背中の肩甲骨の間の上部に当て、そのあと、大判の湿布薬を貼るということを繰り返して、なんとか立ち直ったばかりだったからである。
料理上手なひとなのに、なにもする気がしないで、初めてインスタント食品をいくつか試したと話してくれた。具だくさんの野菜スープにおかゆを入れたら、意外とおいしかったとか、エビワンタンにもおかゆを入れてみたとか・・・
奥沢にスープのおいしい店があると話してみたのだけれど、外食をする気になれない、夜のコンサートも行くのをやめた、というのを聞いて、心配になってきた。
自宅での介護が困難になって、ご主人がホームに入居し、毎日通うのが日課になっている、というのを聞いていたので、食欲不振はストレスからくるものじゃない?と言ったら、ドクターからもそう言われたと語った。
お互い、七十を越すのが大変よね、と、この半年のことを共感しながら、しばらく話し合い、わたしにできることなら、なんでも言ってね、といって電話を切った。
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