2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト
無料ブログはココログ

« 2017年7月 | トップページ | 2017年9月 »

2017年8月に作成された記事

2017年8月29日 (火)

デイケアに通う

カーブスは辞めてしまったものの、定期的な運動が必要であることは感じていた。プールに通おうかと思ってはいたのだが、家事を手早く片づけることが苦手になっている昨今、一時間に一本のバスを見逃すことも多く、思うように実行できない。

そんなことから、夫のケアマネージャーさんに相談して介護保険適用の通所のデイケアで体操をさせてもらうようになって、一カ月が経過している。それでなくても運動ぎらいのわたしにとって、ドア・トゥー・ドアのお迎えつきというのは、気が向かないことへの億劫さを取り去ってくれるので、ありがたい。

坂の多いこのあたりの高台の頂上付近の住宅地、晴れた日は遠くの山山や富士山までくっきり見渡せる、外国人が居住していたという洋館でのデイケア、午前の部の転倒予防体操は椅子に腰かけたまま、手足をあらゆる方向に動かすという、非常によく考案された運動、みなが号令に声を合わせ、高揚感を高めつつ、励む一時間、これもよかったのだが、午後の部には階上でもう少しハードな、マット運動がある、と聞いて、この二度ほどそちらをためしている。
きのうは女性参加者三人、わたしのほかに、大正生まれの方と、八十五歳の方であったが、かなり厳しい前屈運動をみごとにこなされていた。これも身体のひねり、前屈のヴァリエーション多数、最後は仰向けとうつ伏せで足を屈伸、十分すぎるほど身体を柔軟にする一時間だった。

熱いお茶や、冷たいポカリスエットのサービスがあって、部屋のほぼ中央にある螺旋階段の上り下りには目の行き届いたサポートがあり、ヘルパーさんたちの優しさに感謝する。
運動のまえには、血圧と体温の計測があり、集中力を高めるための、イラストの中の間違い探し、などもして、終わったあとはしばし歓談のあと、マージャンを一時間、階下では、歩行に困難を抱えている方たちが、書道や、塗り絵などをされていたけれど、お仲間と同じことをするという時間を共有する、ゆとりと、抑制、節度が感じられて、認知度のトラブルなどは全くあらわれていなかった。

わたしはこの中で一番若く、ノーマルに近いと感じることは多いのだけれど、いずれは通うことになるかもしれない場所を早めに体験できて、得をしているのではないかとも思う。

足腰に痛みが出るようになって、それまで当たり前にできていた生活がむずかしくなってきたとき、いつも在宅でいなければならないのは、ストレスが生じるものだ。

デイケアのこれからの役割、在り方を十分に考慮していると思われるこの施設には、感動する場面が少なからずある。2017081411490001
(サギ草の鉢植えー初めて見る花、清楚で美しい)


2017年8月25日 (金)

オペレッタを観る

昨年、東京オペレッタ劇場の公演『天国と地獄』があまりにも楽しかったので、今年の『ボッカチオ』もさぞ、と期待しつつ、炎天下あとの夜、三田線の春日というところにある文化シャッターホールにでかけた。Photo

題名は『ボッカッチョ』となっているが、Boccaccioは昔からの題名どおり、イタリア語の発音からしてもボッカチオではないかというのがちょっと気になったけれど、劇の進行も、ピアノとヴァイオリンの伴奏も、歌唱も昨年と同じくやはり楽しめるものだった。
劇場も二百人程度を収容というこじんまり具合だし、肩の張らないくつろぎの中で、親しみやすいメロディが耳障りよく、流れていく。
あの有名な「ベアトリ姐ちゃん・・」という出だしのアリアは「鼻からちょうちん出して・・」などという訳だから、ふざけ過剰ものか、などと思っていたら、歌詞はまったく違った翻訳になっていて、格調が上がって聞こえた。ボッカチオ役も声量充分、恋人のフィアメッタ役の女性も清らかな美貌の持ち主で、「恋はやさし、野辺の花よ・・」の歌が似合っていた。
スッペの音楽は『軽騎兵』で有名だけれど、このオペレッタはとても美しく、楽しく、浅草オペラでもっとも人気のあった作品と言われたのももっともだ、と納得した。

秋には、ワーグナーオペラ二作品を見なければならない。なんとしてもそれまでは元気でいなければ、などと思ってしまう。その先駆けのこのオペレッタ、晩夏の清涼剤の役割を果たしてくれた。

オペラ友人のK子さんがお隣り合わせだったうれしさも手伝って、帰りの道は往きほど長く感じず、階段の多い春日の地下鉄のホームまでの通行も、さほど苦にならずに歩くことができた。

2017年8月22日 (火)

ある消息

同い年の親しい友人に、暑中見舞い代わりの電話をしてみた。

夏風邪をひいたあとが、よくなくて、食欲不振になっているという。
咳がひどくて、夜、横になるととまらないので、ずっと座っていたときもあったそうだ。
夏風邪のひどさは、感情移入できた。わたしも十日前、喉が怪しくなり、マッサージをしてもらって、応急処置しようと思ったのだけれど、予約がとれず、仕方なく、熱いシャワーを喉の痛みの鬼門の場所、背中の肩甲骨の間の上部に当て、そのあと、大判の湿布薬を貼るということを繰り返して、なんとか立ち直ったばかりだったからである。

料理上手なひとなのに、なにもする気がしないで、初めてインスタント食品をいくつか試したと話してくれた。具だくさんの野菜スープにおかゆを入れたら、意外とおいしかったとか、エビワンタンにもおかゆを入れてみたとか・・・
奥沢にスープのおいしい店があると話してみたのだけれど、外食をする気になれない、夜のコンサートも行くのをやめた、というのを聞いて、心配になってきた。

自宅での介護が困難になって、ご主人がホームに入居し、毎日通うのが日課になっている、というのを聞いていたので、食欲不振はストレスからくるものじゃない?と言ったら、ドクターからもそう言われたと語った。

お互い、七十を越すのが大変よね、と、この半年のことを共感しながら、しばらく話し合い、わたしにできることなら、なんでも言ってね、といって電話を切った。

2017年8月17日 (木)

定年はまだまだ・・・

久しぶりにゆっくり書店を見回る時間ができて、ふと、手にした『明日の友』という雑誌をぱらぱらとめくっていたら、「女性の八十前後は調理定年だと思う・・・」という樋口恵子氏の言葉に、はっとした。確かに思い当ることが・・・体調が悪い日など、調理がまったく、手につかないときもあるからだ。

実母は確かこのころ、大腿骨骨折で、手術したし、義母の方は、クリスマス、新年の諸行事、家族の誕生会など、すべて手のかかることを「あなたにお任せするわ」と言って、二階で生活するようになっていた。

でも今八十五歳の夫は、元気で、家事を手伝ってくれるし、料理の腕もいいので、レシピを選んで、任せても、わたしより見事に仕上げることもある。

人それぞれということだろう。わたしは、しかし今を、まだ定年にしたくはない・・・などと思いながら、『暮らしの手帖』のページをめくったら、これ、つくってみたい、というレシピ数点を見つけてしまった。

雑誌は美容院かホームドクターの待合室で見ることに決めていたようなこのごろだったのに、この日は『明日の友』と『暮らしの手帖』の二冊を買い求めることとなった。

テレビでこの夏はスパイスでのりきろう、というような番組があったけれど、スパイス好きのわたし、『暮らしの手帖』のコーンライスと、シイタケとズッキーニのスパイスいためが気に入ったのである。コーンは中華風いためもの、ポタージュスープ、コーンチャウダーなどよくつくるが、ごはんとの組み合わせ、まさに知りたかったものだった。ローリエ、クローブ、塩、油、トウガラシなど入れ、そこにターメリックをふりかけてご飯を炊き、むらすときにそいでおいたコーンを入れるという手順、ズッキーニはじっくりいためて、クミンシード、塩、ガラムマサラをふりかける。シイタケはソテーしてクミンシードをふりかける。メインはスズキのスパイスソテーなのだが、夫が魚嫌いなので、ささみのフライに変えた。
コーンライスはおいしかった。野菜たちも。002_2


このほか生トマトのガスパチョ、豚肉としらたきの煮物など、好レシピの収穫があり、この雑誌を買ってよかったと思った。

2017年8月14日 (月)

ようやく咲いた

004

二か月まえに阿佐ヶ谷で買ったユウガオの苗、十倍ぐらいに伸びて蕾がつき、ようやく開花した。
花も美しい白色だが、これこそ芳香というのか、やさしくて、清らかな香りがする。

母がいまのわたしくらいのとき、ユウガオが咲いたと大喜びだったのが今ならわかる。

きのう、日本映画専門チャンネルで『わが母の記』という映画を観た。井上靖の私小説の映画化であるが、出演者もすべて適役、名演技、場面展開が見事、最後まで目をくぎ付けにして観入ったのだが、「父が亡くなってから、何でもないふとした瞬間に、自分の中に父がいるような気がする・・・」という文章があって、惹かれた。
私のこのごろは、そのような瞬間がしきりとある。

005

朝になっても、花はまだしぼまない。まだ六個ぐらい蕾がついている。
この花たちが芳香をくれ、酷暑をのりきる力をくれることだろう。

2017年8月11日 (金)

『potage』で

2017080518010000_3

週一度ブリッジトーナメントに行く日の夜は、一人ご飯で外食することにしている。

ブリッジクラブは、高田馬場とか東中野とか、場所がきまっているので、行きつけのイタリアレストランなどもあるのだけれど、このごろ気に入って立ち寄るのは、奥沢駅徒歩三分にある、スープ専門の『potage』 。
ここは娘からの情報だったのだが、ランチがおいしいというので、出かけたら満席、あきらめてしばらく立ち寄らないでいた。

ところがふと思いついて、夕食はどうなのだろうと、六時まえにのぞいたら、シェフを独占できる贅沢なひとときを持つことができたのである。

三度目の先日、二度ほどレンズマメスープだったので、カブのスープ、いつものように野菜マリネや、ラタトーユなど添えてもらって、パンはお気に入りこの店が焼いているブドウパン、それと自家製のリンゴ酢ジュース。
野菜メインの店なので、肉っけなしだから、物足りない人もいるかもしれないが、高齢のわたしには、量といい、味といい、スパイスの効いた付け合せといい、ほのかな甘みが好ましいジュースを飲みながらの、一揃いは、満点なのである。

シェフとの話も楽しい。
恥をしのんで、小麦粉にムシがついた話をしたら、彼はにこやかに笑って、うっかり使わないでいると、ムシってわくもんなんですよ。そもそもどんな小麦粉にも卵がついている可能性はあるわけで、それが条件に合うと孵化しちゃうんだから・・・というような話をしてくれて、要はコンテイナーには一回分くらいの少量をいれておいて、よくとりかえる。ぼくはこうしています、といって粉系が全部袋入りで入っているバスケットを見せてくれた。
スパイスの話でも盛り上がった。タイムや、セージや、オレガノ、クミンのことなど・・・

肉っけなしで、とても心地よい満腹感を持てる幸せを感じながら、店を出る。
朝食も好評らしく、八時から開いているというので、次はそれを試そうかと思っている。


2017年8月 9日 (水)

暮らしの変化

7月は我が家に人の出入りが頻繁にあった。
カーテンのはずしと取り付けにシルバーセンターの人を頼んだことに加え、家事労働も新しいひとを頼むことになったからである。
二十年近くも月に二度掃除その他の家事を手伝ってくれていたSさんが足の手術をしたので、替わりのひとを探さなくてはならなくなった。

ネット検索してみたら、家事や料理をパートでしてくれる「タスカジ」という会社が便利そうだったので、登録してみようかと思ったのだが、プラウザを変えねばならず、それにはリスクがありそうに思われたので、また夫のケアマネさんに相談して、情報をもらい、慣れたところで再びシルバーセンターから比較的近くに住むひとに来てもらうことになった。

七十代はじめかと思われるHさんは百円ショップの売れ筋、メラミンスポンジキューブを片手にあらわれた。これ、水でしぼってこするとなんでも落ちるんですよ、と、普段見過ごしている、敷居のすみのゴミまできれいにしてくれる。
その威力については友人から聞いたことがあったのだけれど、自分で試したことはなかった。実際に目にしてみて、それでは、と自分で使ってみていまやみつきになっている。
ちょうど、粉や砂糖、パン粉などの食材を入れておくコンテイナーの粉の引出しにムシがついてしまって、二年ぶりくらいに全部洗って、おいてあった周辺も全部きれいにしなければならなくなったので、それを駆使して完了した。
彼女はまた植物の世話にもくわしく、いまどんどんツルをのばしている夕顔を見ながら壁をはわすようにしたら、よく咲いたという話を聞かせてくれたので、上に向かってどんどんのびるツルの始末に困っていたのだけれど、それをヒントに、後ろのモッコウバラを這わすようにしたら、うまく解決した。

それと、あと、どこか体操に定期的に通うことはできないかと、これもケアマネ―さんに相談したら、通所で介護保険適用がOKされて、週一度、お迎えつきのデイケアの体操に通い始めている。

いろいろなひとの助けを借り、自分の暮らしを少しでも楽にしながら、健康を保つための努力もこころがけ、なんとか、この酷暑をのりきれれば、と願っている。

2017年8月 1日 (火)

たかがカーテン、されど・・・・

階下のトイレの窓に薄地のカーテンがついているのだが、その裾がほどけて、芯になっていたコードが二か所もぶらりと下がっているのを、気にしながら、一年以上も放ってあった。一日の家事を終えることで手一杯で、余分なことをするひまが持てなかったからである。
洗濯をしたあと、すぐ、ヨッコラショと、腰をおろしてしまう。洗い物をしたあともそう。
すべての仕事に余分な時間がかかるようになっている。
おしゃれにだけは積極的で、何を着ていこうかと、ファッションショーをしてみるのだけれど、あとの片づけが手間取り、元のところに服を戻し終わって、またヨッコラショ。
そんな毎日なので、以前は進んでしていた手仕事など、する気にもなれず、裁縫箱を出すのが億劫、針に糸を通すのが更に億劫だから、カーテン直しまでに至らないというわけなのであった。

七月の比較的涼しいある日、一大決心をしてカーテンの裾直しをした。これが結構時間をとり、ほころびかけているところがふえていたりして、ヨッコラショを二度ぐらいして、洗剤を入れた水に漬けおき、真っ黒になった水におどろきつつ、手洗いを終え、乾かして、ようやく真っ白になったカーテンを付け直す。

何とさわやかになったことか。トイレに入る回数は多いから、そのたびに目をやって幸せ気分になる。

こんなにも気分がよくなるなら、思い切って部屋全部のカーテンも洗濯しようと決心したものの、背のとどかないところに、脚立を出す勇気はない。ふらふらしそうで膝のあやしい身体に自信がないのだ。
夫の部屋はもう二年ぐらい、カーテンを洗濯していない。「オレのところはいいよ」と強く主張するので、素直に聞いていたけれど、この際、彼にも幸せ気分を味あわせたいと切に思った。
カーテンはずし、と付け直しを安価に、かつ誠実にしてくれるところ、夫にいつも最良のアドヴァイスをくれる優秀なケアマネージャーさんにも相談して、シルバー人材センターの情報を知り、電話した。
思いのほか早く六十代後半とおぼしき男性が来てくれた。洗濯は自室のものだけ自分でして、夫の部屋のはあまりにも汚れがひどいので、クリーニング店に頼んだ。
カーテンとりつけのときにはシルバーの男性は電話したその日に来てくれて、夫の部屋は二年ぶり見違えるように明るく美しくなった。

高齢になると今まで当たり前だった仕事が身体をかばうことで、思うようにできなくなる。そういうことにくわしい先輩に電話したら、「あなた、賢明だったわよ、私の同級生、脚立だして、それしようとして転倒して、入院しちゃったの。それ以来身体の不調が治ってないのよ」という話をしてくれた。
子供たちに頼めば来てくれるかもしれないが、あまりにも多忙な彼ら、すぐに、というわけにはいくまい。
おしゃれをするお金をそちらにまわしても、積極的に人を頼むべきだとつくづく思うこのごろである。

« 2017年7月 | トップページ | 2017年9月 »