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2017年6月22日 (木)

久方ぶりの講師体験 2

CNNのニュースの通訳の日本語チェックも頻繁にし、一般のTVチャンネルのトーク番組などものぞいて、いまの日本語を確かめることもしてきたのだが、そこから見えてきたものに、少なからず驚愕した。いかに敬意表現が軽視されているかを知ったからである。

若者のあいだにはタメ語「ウッソー、マジ、メッチャ、ヤバイなど」が定着し、「です、ます」形が敬語だと思っている連中もいる。敬語では親しみがあらわせないから使いたくないという発言もある。

相手や場面に配慮し使いわける相互尊重の自己表現として尊重されるべき敬語が軽視されるようになった背景も推量がつくようになった。

敬語に関する文化庁の答申は過去に三度、戦後まもなく1952年の『これからの敬語』は、私、あなた、れる、られる、です、ます形を敬語としようという、簡略、かつ、おそまつな改革で、それがおよそ五十年以上も放っておかれ、ようやく2003年に『現代社会における敬意表現』が発表されたが、すでに混乱はますます激しくなっているので、とりわけむずかしい謙譲語を二つに分けると言う改良策を打ち出したのが2006年の答申『敬語の指針』だった。

このところ、あちらこちらから攻撃されている文科省は、大切な日本語教育を重視してこなかったのではないか、と疑いたくもなってくるし、受信料を徴取しているNHKにも、しっかりしたチェッカーは消えてしまったか、に見える。それほど、ドラマやインタビューなどに、二重敬語の「おっしゃられる」や謙譲語の「あげる、くれる、もらう」の通称「やりもらい」表現の誤りが氾濫しているからである。(続く)

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